イヌノフグリ

イヌノフグリ (オオバコ科クワガタソウ属)(旧ゴマノハグサ科)【犬の陰嚢】(学名: Veronica polita var. lilacina)早春の野や郊外でどこにでも見られる「オオイヌノフグリ」は、中東からヨーロッパ原産の帰化植物ですが...
3月

ヤマガラ

ヤマガラ (シジュウカラ科)【山雀】(学名:Parus varius)山地から市街地まで、季節によっていろいろなところでみられます。人懐こい小鳥とされますが、野生では特別近寄りやすいというわけではないようです。平安時代から飼われていた記録が...
1月

ハクセキレイ

ハクセキレイ (セキレイ科セキレイ属)【白鶺鴒】(学名:Motacilla alba lugens)セキレイの仲間の中でも、一番眼にする機会の多い種類です。遠目に似ている「セグロセキレイ」よりも、街中などでもよく見られます。「セグロセキレイ...
1月

タヒバリ

タヒバリ (セキレイ科タヒバリ属)(学名:Anthus rubescens japonicus)水田や水辺に多く、地面をちょんちょんと歩きながら餌をあさっています。「ヒバリ」に似ていますが頭まわりに柄が無くすっきりしています。冬鳥として北方...
野山の植物

フユノハナワラビ

フユノハナワラビ (シダ植物ハナヤスリ科)【冬の花蕨】(Botrychium ternatum)秋に葉がでて成長し、春に枯れてしまう冬緑性のシダの多年草で、上に伸びた胞子ハナワラビ類の中で、秋に葉が出て成長し春に枯れてしまう冬緑性の種類で、...
6月

クマザサ

クマザサ (イネ科ササ属)【隈笹】(Sasa veitchii)クマザサは「熊笹」とばかり思っていましたが、「隈笹」なのだそうです。夏は全体が緑色ですが、越冬するときに葉の周辺部だけが枯れ、白い隈取りになるからということです。鞍馬山など京都...
野山の植物

サザンカ

サザンカ (ツバキ科ツバキ属)【山茶花】(学名: Camellia sasanqua)「ツバキ」と並んで、冬の風景を彩る花ですが、元来熱帯系の樹で、野生では山口県や四国以南の分布であり、日本はツバキ科の分布北限のようです。ツバキと比べると花...
野山の植物

ヤブツバキ

ヤブツバキ (ツバキ科ツバキ属)【藪椿】(Camellia japonica)ツバキには無数の園芸品種がありますが、それらの元締めなる原種(野生種)が「ヤブツバキ」または亜種の「ユキツバキ」。基本の花は花弁が5枚で、その付け根は合着し、束に...
3月

コジュケイ

コジュケイ (キジ科)【小綬鶏】(Bambusicola thoracica thoracica)関東の里山ではどこにでも声を聴く鳥ですが、外来種です。ウズラを大きくして派手にしたような鳥で、なかなか色合いが綺麗です。大正時代にペット及び狩...
1月

コサギ

コサギ (サギ科)【小鷺】(Egretta garzetta)いわゆる「白鷺」の代表で、東京近辺でもいちばん普通に見られる親しみあるサギです。白鷺と俗称される鷺には、「コサギ」、「チュウサギ」、「ダイサギ」があり、「大中小」と安易なネーミン...
1月

シロハラ

シロハラ (ツグミ科)【白腹】(学名: Turdus pallidus)「アカハラ」の仲間でよく似ていますが、名の通り腹が白いバージョンです。下くちばしとアイリングが黄色く、背中は薄茶色からオリーブ色です。雄は頭が黒っぽくコントラストが強く...
3月

ツグミ

ツグミ (ツグミ科ツグミ属)【鶇】(学名:Turdus eunomus)たいへんポピュラーな野鳥ですが、日本では冬鳥で、シベリア方面から渡ってきて里や町では真冬によく見られます。わりあい開けた地面に降りてくることが多いので観察しやすい鳥です...

キタミソウ

キタミソウ (ゴマノハグサ科キタミソウ属)【北見草】(Limosella aquatica)川岸の泥の上に点々とロゼット状に生える細長い葉のわきに、とんでもなく小さな星型の白い花。せいぜい2mm程度しかない花は、眼が慣れないと見つけられず、...
3月

ヒトツバ

ヒトツバ (シダ植物ウラボシ科)【一ツ葉】(Pyrrosia lingua)岩や樹木に着生する単葉のシダで、関東以西の林内に分布します。厚めで硬い葉で、胞子葉には裏面一面にソーラスがつきます。台湾産の「モミジヒトツバ」は観葉植物として栽培さ...
3月

サンシュユ

サンシュユ (ミズキ科ミズキ属)【山茱萸】(Cornus officinalis)早春に、葉に先立って綺麗な黄色の花をつける落葉木です。「マンサク」や「ロウバイ」などと同時期に似た感じの色の花を咲かせます。この時期の花は黄色いものが多く、昆...
野山の植物

マンサク

マンサク (マンサク科マンサク属)【満作】(学名: Hamamelis japonica)早春、他の木々がまだ葉もつけない時期に「まず咲く」という花です。ねじれたテープ状のユニークな花弁は他にない形で、本州中部太平洋側以西から九州にかけての...

シナマンサク

シナマンサク (マンサク科マンサク属)【支那満作】(Hamamelis mollis)「マンサク」の中国産の種類で公園などに植えられています。日本産の「マンサク」と比べて花がやや大きく、かたまりになって咲き、花の色が濃いめな感じです。また、...
3月

フッキソウ

フッキソウ (ツゲ科フッキソウ属)【富貴草】(Pachysandra terminalis)全国の林下に生える低木です。花弁が無く、萼と蕊だけの独特の花をつけます。雌雄別花ですが、雄花は花茎の上部にかたまり、下部に雌花がつきます。背が大きく...
3月

ホウライシダ

ホウライシダ (シダ植物ホウライシダ科)【蓬莱羊歯】(Adiantum capillus-veneris)いわゆる「アジアンタム」として、園芸用に世界中に広がっていますが、元来日本では四国・九州以南の分布となっています。江戸時代から観葉植物...
野山の植物

オヤマボクチ

オヤマボクチ (キク科ヤマボクチ属)【雄山火口】(Synurus pungens) 別名:ヤマゴボウ東海地方以北と北海道に分布する、アザミに近い仲間ですが山菜の「ヤマゴボウ」として、また地方によっては葉の繊維を蕎麦のつなぎとして使われていま...
6月

ムラサキシジミ

ムラサキシジミ (シジミチョウ科)【紫小灰蝶】(学名:Narathura japonica)都会周辺でも見ることのできるシジミ類の中で、もっとも綺麗な種類のひとつです。ただし、羽根裏はたいへん地味なので、羽根を立てて閉じている場合はまったく...
野山の植物

キツネアザミ

キツネアザミ (キク科キツネアザミ属)【狐薊】(学名: Hemisteptia lyrata)「ノアザミ」のように、春に咲くアザミもいくつかありますが、これはアザミのようでアザミ属でない、独自のキツネアザミ属です。立ち姿がとてもスマートです...
野山の植物

ニオイスミレ

ニオイスミレ (スミレ科スミレ属)【匂い菫】(Viola odorata) 別名:スイートバイオレットヨーロッパ系原産のスミレの中で最もポピュラーなもので、園芸店で山野草としてでなく単に「スミレ」として売っているものは、これである率が高いよ...
3月

ミツデウラボシ

ミツデウラボシ (シダ植物門ウラボシ科ミツデウラボシ属)【三手裏星】 (Crypsinus hastatus) 充分に成長すると3つに大きく裂けた葉で20cmほどになりますが、小さいうちは楕円形やさじ型の単葉です。針金のような細い茎で岩に着...
野山の植物

オオイヌノフグリ

オオイヌノフグリ (APG:オオバコ科クワガタソウ属)(ゴマノハグサ科)【大犬の陰嚢】(学名: Veronica persica)春の路傍や野原に、爽やかな瑠璃の色合いを散らす風物詩ですが、ヨーロッパ原産の明治期からの帰化植物です。必ず話題...
野山の植物

カワラタケ

カワラタケ (タマチョレイタケ科)【瓦茸】(Trametes versicolor)林の中の枯れた切り株や倒木にたくさん生えるキノコです。サルノコシカケのように、傘が直接重なり合って生え、硬く乾いています。林の中で出会うと、一瞬ぎょっとしま...
野山の植物

セリバオウレン

セリバオウレン (キンポウゲ科オウレン属)【芹葉黄連】(Coptis japonica var. dissecta)漢方薬の黄連(オウレン)は普通「キクバオウレン」のことを指し、日本海側に多く分布しますが、太平洋側や西日本にはこのセリバオウ...
ヒカゲノカズラ植物

カタヒバ

カタヒバ (シダ植物イワヒバ科)(ヒカゲノカズラ植物門)【片檜葉】(Selaginella involvens)常緑性のシダ植物ですが、羊歯の仲間といっても「ヒカゲノカズラ」の仲間で、普通の羊歯とはまた別のグループに属します。「ヒバ」の名が...
野山の植物

ザゼンソウ

ザゼンソウ (サトイモ科ザゼンソウ属)【座禅草】(Symplocarpus foetidus var. latissimus)サトイモ科らしい、独特の「仏炎苞」をもち、「ミズバショウ」と同様に、尾瀬のような雪解けの湿地に咲く花です。兄弟分の...
野山の植物

ミチタネツケバナ

ミチタネツケバナ (アブラナ科タネツケバナ属)【道種浸け花】(Cardamine hirsuta)タネツケバナの仲間は似たものの紛らわしい種類が多いですが、これはヨーロッパから東アジア原産の帰化植物。日本に入ってきたのは近年のようですが、す...
3月

オオハナワラビ

オオハナワラビ (シダ植物・ハナヤスリ科ハナワラビ属)【大花蕨】(Botrychium ternatum)ハナヤスリ科の羊歯は、特異な一枚葉のタイプが多いが、ハナワラビ属は羽状葉のタイプです。独立して上に突き出した胞子葉が特徴的ですが、「フ...
野山の植物

コセリバオウレン

コセリバオウレン (キンポウゲ科オウレン属)【小芹葉黄連】(Coptis japonica var. japonica)「セリバオウレン」そっくりですが、3回3出複葉と、さらに葉が細かく分岐します。ただし、セリバオウレンとの違いが判りにくい...

キクバオウレン

キクバオウレン (キンポウゲ科オウレン属)【菊葉黄蓮】(Coptis japonica var. anemonifolia) 別名:オウレン漢方薬に使われる「黄蓮」ですが、葉の形と植物体の大きさで、「キクバオウレン」、「セリバオウレン」、「...

フクジュソウ(秩父紅)

フクジュソウ(秩父紅) (キンポウゲ科)【福寿草・秩父紅】(Adonis ramosa)「秩父紅」は、「フクジュソウ」の一品種で、一般のフクジュソウの黄色よりも濃い赤茶を帯びたオレンジ色のもので、秩父地方特産の幻の福寿草と言われた花です。戦...
3月

フモトシダ

フモトシダ (シダ植物コバノイシカグマ科)【麓羊歯】(Microlepia marginata)林下の日陰でもやや乾いたところに生える中型の羊歯です。葉も茎も細かく柔らかい毛っぽく、ビロード的な手触りがあります。羽片の付け根の耳片が前に突き...
1月

ツワブキ

ツワブキ (キク科ツワブキ属)【石蕗】(Farfugium japonicum)太平洋側では福島県以南、日本海側では石川県以西から九州、南西諸島にまで広く分布する海岸性の植物。日陰でよく育ち、花の乏しい晩秋から初冬に派手な花を咲かせるので庭...
3月

タチシノブ

タチシノブ | 山川草木図譜タチシノブ (シダ植物ホウライシダ科)【立忍】
野山の植物

リョウメンシダ

リョウメンシダ (シダ植物オシダ科)【両面羊歯】(Arachniodes standishii)わりあい大きくなる羊歯なのですが、その割に3-4回羽状複葉と細かく切れ込んでいるので、よけい細かく見えます。色も黄緑っぽい明るい色で葉質も厚手で...
野山の植物

コシダ

コシダ (シダ植物ウラジロ科コシダ属)【小羊歯】(Dicranopteris linearis)独特の光沢のある硬い葉のシダで、福島以南に分布する南方系の種類です。日当たりのある林内に群生し、「ウラジロ」同様主軸から左右対称に羽片を広げます...
12月

ゴンズイ

ゴンズイ (ミツバウツギ科ミツバウツギ属)【権萃】(Euscaphis japonica)「ゴンズイ」とい奇妙な名は諸説ありますが、魚の「ゴンズイ」から来ているといわれます。魚の「ゴンズイ」は、毒針があるせいもあって一般に漁業や釣りの対象に...