キクバオウレン (キンポウゲ科オウレン属)【菊葉黄蓮】
(Coptis japonica var. anemonifolia) 別名:オウレン
漢方薬に使われる「黄蓮」ですが、葉の形と植物体の大きさで、「キクバオウレン」、「セリバオウレン」、「コセリバオウレン」の3つの変種とされています。
単にオウレンといえば、普通キクバオウレンのことのようですが、これは3出複葉の分かれ方が一番単純で大きく、日本海側に多いようです。
花弁に見える細い萼片が5-7枚あり、短く丸い花弁が数枚あるので複雑な形になっています。
また、近い種類に山地の針葉樹林に生える「バイカオウレン」、より高山系北方系の「ミツバオウレン」があります。
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