フクジュソウ(秩父紅) (キンポウゲ科)【福寿草・秩父紅】
(Adonis ramosa)
「秩父紅」は、「フクジュソウ」の一品種で、一般のフクジュソウの黄色よりも濃い赤茶を帯びたオレンジ色のもので、秩父地方特産の幻の福寿草と言われた花です。
戦前に秩父山中で発見された紅花タイプを地元で増殖選別したものだそうです。
今では、秩父地方各地で花の名所作りにあちこち植栽されています。
福寿草は古典園芸植物として古来から変わり花を選別・仕立てされてきましたから、これも現在は半園芸種というべきかもしれません。
これももちろん「スプリング・エフェメラル」ですが、一般のフクジュソウよりも花期がやや遅いようです。