カワラタケ (タマチョレイタケ科)【瓦茸】
(Trametes versicolor)
林の中の枯れた切り株や倒木にたくさん生えるキノコです。
サルノコシカケのように、傘が直接重なり合って生え、硬く乾いています。
林の中で出会うと、一瞬ぎょっとしますが、個々の表面をよく見ると層状の模様をなしていて独特の美観もあります。
もちろん食用にはなりませんが、実は抗ガン剤成分が含まれていて、クレスチンという実用化された抗癌薬もこの菌糸から得られるそうです。
このキノコ自体も煎じ薬やキノコ茶として用いられることがあるようです。