5月

野山の植物

ゴウソ

ゴウソ (カヤツリグサ科スゲ属)【郷麻】 (Carex maximowiczii)  別名:タイツリスゲ(鯛釣菅)全国の湿地に生えるスゲで、雌性の小穂が別名の「鯛釣り」のごとく、数個垂れ下がって目立ちます。同じ茎の先端には細長い褐色の雄性の...
野山の植物

クスダマツメクサ

クスダマツメクサ (マメ科シャジクソウ属)【薬玉詰草】(Trifolium campestre)1940年代に確認された、ヨーロッパから西アジア原産の帰化植物で、道端や空き地などに群生します。同類の「コメツブツメクサ」によく似ていますが、花...
春

ヤナギトラノオ

ヤナギトラノオ (サクラソウ科オカトラノオ属)【柳虎の尾】(Lysimachia thyrsiflora)本州中部地方以北~北海道に分布し、山地の湿原に生育します。ただし、湿原といっても低層湿原に生育し、高層湿原には生えないので、例えば尾瀬...
春

シナノコザクラ

シナノコザクラ (サクラソウ科サクラソウ属)【信濃小桜】(Primula tosaensis var. brachycarpa) 別名:カマナシコザクラ「イワザクラ」の変種で、南アルプス周辺の亜高山帯に生育します。石灰岩地帯に多く、湿り気の...
野山の植物

イヌツゲ

イヌツゲ (モチノキ科モチノキ属)【犬黄楊】(Ilex crenata var. crenata)庭木や植え込みなどによく使われる常緑樹ですが、自生は東北以南の本州と、四国、九州の山地に生育します。灰褐色の滑らかな幹で、小さな葉は楕円型で硬...
山岳の植物

シナノキ

シナノキ (アオイ科シナノキ属)【科の木】(Tilia japonica)全国の山地に自生する高木で、日本固有種です。「信濃の国」の語源ともされていて、アイヌ語との関連も指摘されています。最大樹高20-30mに達し、互生する葉はちょっと「カ...
タテハチョウ科

サカハチチョウ

サカハチチョウ (タテハチョウ科)【逆八蝶】(Araschnia burejana)北海道から九州までの全国に分布しますが、出会うことはあまり多くない気がします。山地の林縁や明るい渓流沿いなどに現れ、人の汗などにも寄ってくることがあり、写真...
山岳の植物

アシウテンナンショウ

アシウテンナンショウ (サトイモ科テンナンショウ属)【芦生天南星】(Arisaema ovale var. ovale)「ヒロハテンナンショウ」の仏炎苞が紫褐色を帯びる変種で、京都府の芦生(あしう)地域の名がついています。中部~近畿の日本海...
野山の植物

エビガライチゴ

エビガライチゴ (バラ科キイチゴ属)【海老殻苺】(Rubus phoenicolasius) 別名:ウラジロイチゴ海老ガラの名を思わせる、茎や葉柄、萼片に赤い毛が密生して異様な感じの野イチゴです。しかし、よく考えるとエビは普通毛がないので、...
春

ヒトツバテンナンショウ

ヒトツバテンナンショウ (サトイモ科テンナンショウ属)【一葉天南星】(Arisaema monophyllum)やや標高の高い山地の谷沿いなど、湿度の高めなところに生えるテンナンショウです。名の通り、通常葉は1本で小葉は鳥足状に7-9枚に分...
山岳の植物

オウレンシダ

オウレンシダ (シダ植物コバノイシカグマ科)【黄連羊歯】(Sitobolium wilfordii)初夏の亜高山の林道沿いに、とても瑞々しい明るい緑色のシダが群生していました。キンポウゲ科の「オウレン」の葉に似ているということから名前がつい...
野山の植物

アワブキ

アワブキ (アワブキ科アワブキ属)【泡吹】(Meliosma myriantha)本州、四国、九州に分布する落葉広葉樹です。初夏に3mmほどの細かい花を多数つけた花序を出し、遠目には「ニワトコ」に似ています。淡黄白色の小花は一見歪んだ3弁で...
春

アイヅシモツケ

アイヅシモツケ (バラ科シモツケ属)【会津下野】(Spiraea chamaedryfolia var. pilosa)南アルプスの林道に、多くの蕾を付けた低木がありました。ぱっと見「コゴメウツギ」かと思いましたが、葉の形がが違い蕾が大きい...
春

ミョウギコザクラ

ミョウギコザクラ (サクラソウ科サクラソウ属)【妙義小桜】(Primula reinii var. myogiensis) 別名:ミョウギイワザクラ群馬県の妙義山地周辺に分布する固有種で、「コイワザクラ」の変種となっています。標高1000m...
春

コキンバイ

コキンバイ (バラ科ダイコンソウ属)【小金梅】(Geum ternatum) 別名:エゾキンバイ結構な深山で、こんなところに「ヘビイチゴ」?と思いますが、ヘビイチゴの仲間のキジムシロ属ではなくダイコンソウ属です。本州中部地方以北から北海道に...
春

アカバナヒメイワカガミ

アカバナヒメイワカガミ (イワウメ科イワカガミ属)【赤花姫岩鏡】(Schizocodon ilicifolius var. australis) 別名:ベニバナヒメイワカガミ「ヒメイワカガミ」は岩場に咲く白花の小型のイワカガミですが、その赤...
春

ハウチワテンナンショウ

ハウチワテンナンショウ (サトイモ科テンナンショウ属)【羽団扇天南星】(Arisaema limbatum var. stenophyllum)「ミミガタテンナンショウ」に似て葉より先に花をつけるタイプで、山地の林下に生えます。ミミガタテン...
春

カスマグサ

カスマグサ (マメ科ソラマメ属)【カス間草】(Vicia tetrasperma)「カラスノエンドウ(ヤハズエンドウ)」と「スズメノエンドウ」の中間の大きさということで、「カ」と「ス」の間で「カス間草」と、なんともふざけた和名のマメ科の雑草...
夏

オトメアオイ

オトメアオイ (ウマノスズクサ科カンアオイ属)【乙女葵】(Asarum savatieri)箱根周辺や天城山地、愛鷹山地などに分布する「フォッサマグナ要素」のカンアオイです。「カントウカンアオイ」に似ていますが、小型で明るい色合いの雲状紋で...
春

フギレミヤマスミレ

フギレミヤマスミレ (スミレ科スミレ属)【斑切深山菫】(V. eizanensis x V. selkirkii)「ミヤマスミレ」と「エイザンスミレ」が自然交雑した雑種のスミレです。雑種なので、両親の形質をそれぞれ受け継いだ中間的な形になり...
春

ヒメスミレサイシン

ヒメスミレサイシン (スミレ科スミレ属)【姫菫細辛】(Viola yazawana)ブナ帯から亜高山針葉樹林にかけての林縁に生育する、白花のスミレです。花は純白で唇弁に紫条が入り、距は太短いタイプです。花柱はカマキリの頭形で、側弁は無毛です...
野山の植物

イヌコリヤナギ

イヌコリヤナギ (ヤナギ科ヤナギ属)【犬行李柳】(Salix integra)沖縄を除く日本全国の川岸などに普通に見られるヤナギ。高さ2-3mの低木で、対生する葉がいわゆる「柳葉」ではなく楕円形で、縁は巻き込まずヤナギらしくない感じです。雌...
春

ウキヤガラ

ウキヤガラ (カヤツリグサ科ホタルイ属)【浮矢幹】(Bolboschoenus fluviatilis subsp. yagara)池や湿地の浅い水底に生育する抽水植物で、水底に匍匐茎を伸ばし、そこから垂直に茎を立ち上げて群生します。茎は「...
9月

シダレヤナギ

シダレヤナギ (ヤナギ科ヤナギ属)【枝垂柳】(Salix babylonica var. babylonica)一般に単に「ヤナギ」といえば、これをイメージすると思います。中国中南部原産で、奈良時代ころに渡来したと思われるそうです。最近はあ...
野山の植物

コアツモリソウ

コアツモリソウ (ラン科アツモリソウ属)【小敦盛草】(Cypripedium debile)日本の「アツモリソウ属」の仲間の中で、最も小型のランです。檜や杉、赤松などの、少し木漏れ日が入る程度の日陰の林下に生育し、北海道南西部、本州中部、四...
野山の植物

オカウコギ

オカウコギ (ウコギ科ウコギ属)【丘五加木】(Eleutherococcus spinosus var. japonicus) 別名:マルバウコギ関東南部から東海、紀伊半島に分布する雌雄異株の低木です。同属の「ヤマウコギ」と極めて似ていて、...
野山の植物

ヤブウツギ

ヤブウツギ (スイカズラ科タニウツギ属)【藪空木】(Weigela floribunda) 別名:ケウツギ山梨県以西の太平洋側と四国に分布する落葉低木で、同属の「タニウツギ」が日本海側メインなのに対し、本種は太平洋側。東海地方などでは「ニシ...
野山の植物

ヤマウコギ

ヤマウコギ (ウコギ科ウコギ属)【山五加木】(Eleutherococcus spinosus) 別名:オニウコギ、ウコギ独特の5枚葉の掌状複葉で、花が無くても葉で目立ちます。5枚の葉の頂小葉がやや大きく、菱形っぽい倒卵形の小葉は先端半分に...
山岳の植物

チョウセンゴヨウ

チョウセンゴヨウ (マツ科マツ属)【朝鮮五葉】(Pinus koraiensis) 別名:チョウセンマツ北東アジアから朝鮮半島に多く、昔は日本には自生しないと思われていたため「朝鮮五葉松」と呼ばれます。国内では、福島県南部から岐阜県にかけて...
6月

ハマハタザオ

ハマハタザオ (アブラナ科ヤマハタザオ属)【浜旗竿】(Arabis stelleri var. japonica)「ヤマハタザオ」の仲間の中でも姿ががっしりして存在感があります。海岸近くの砂地や岩礫地に生え、北海道から九州まで全国に分布しま...
夏

カナウツギ

カナウツギ (バラ科コゴメウツギ属)【金空木】(Stephanandra tanakae)同属の「コゴメウツギ」によく似た低木ですが、白い5弁花はやや大きく、5枚の花弁と5枚の萼片が重なり合って複雑な形に見えます。葉が独特の形で、先端が尾状...
野山の植物

ハルニレ

ハルニレ (ニレ科ニレ属)【春楡】(Ulmus davidiana var. japonica) エルム日本全国に見られますが、元来、中部地方以北に分布する北方系の樹木です。丘陵や山地の撹乱された傾斜地や河畔林に多く、湿った場所に生えます。...
春

ケショウヤナギ

ケショウヤナギ (ヤナギ科ヤナギ属)【化粧柳】(Salix arbutifolia)上高地の梓川の景観を形作る要素のひとつとして、たいへん有名なヤナギです。しかし、上高地には他にも「オノエヤナギ」や「イヌコリヤナギ」「オオバヤナギ」「ドロノ...
野山の植物

マルバクスノキ

マルバクスノキ (クスノキ科ニッケイ属)【丸葉楠木】(Cinnamomum camphora var. cyclophyllum) 別名:マルバグス「クスノキ」の変種とされ、通常のクスノキに比べ葉の形が顕著に丸いものです。牧野富太郎氏が調査...
春

ザリコミ

ザリコミ (スグリ科スグリ属)(Ribes maximowiczianum)妙な名前の植物ですが、語源は「砂利茱萸(ジャリグミ)」から来ているそうです。山地から亜高山に、やや稀に生える雌雄異株の落葉低木です。モミジ的な掌状3-5裂の葉が互生...
7月

ホオアカ

ホオアカ (ホオジロ科ホオジロ属)【頬赤】(Emberiza fucata)夏場には主に本州中部以北の高原や亜高山の草原などで繁殖する漂鳥です。わりあい開けた草地の地面を歩いて餌を探していることが多いようです。遠目には「ホオジロ」に似た感じ...
春

ホシザキユキノシタ

ホシザキユキノシタ (ユキノシタ科ユキノシタ属)【星咲雪ノ下】(Saxifraga stolonifera f. aptera)「ユキノシタ」の一品種で、基本的には普通のユキノシタと同じですが、花の形が特異なものです。通常のユキノシタは5枚...
春

トイシノエンレイソウ

トイシノエンレイソウ (シュロソウ科エンレイソウ属)【砥石延齢草】(Trillium smallii f. album)「エンレイソウ」の一品種で、萼片(外花被片)が淡緑色で雄蕊の葯が白色のもの。子房の色は赤紫色または緑色のどちらかです。基...
野山の植物

タブノキ

タブノキ (クスノキ科タブノキ属)【椨の木】(Machilus thunbergii) 別名:イヌグス本州東北南部以南に分布する、照葉樹の代表のような高木です。主に暖地の海岸近くに多く、各地の社寺林に大木が保存されていることも多いようです。...
春

クモイコザクラ

クモイコザクラ (サクラソウ科サクラソウ属)【雲居小桜】(Primula reinii var. kitadakensis)山岳地の岩場に咲くサクラソウの仲間は地域によって各種ありますが、これは「コイワザクラ」の変種。南アルプス、八ヶ岳、富...