ハルニレ

ハルニレ (ニレ科ニレ属)【春楡】
Ulmus davidiana var. japonica) エルム

ハルニレ

2023/05/22 上高地

日本全国に見られますが、元来、中部地方以北に分布する北方系の樹木です。

丘陵や山地の撹乱された傾斜地や河畔林に多く、湿った場所に生えます。

早春の若葉が出る前に花が咲きますがあまり目立たず、むしろ若葉が展開するころにできる翼のある実が目立ちます。

葉脈がはっきりした葉は左右不均等で、重鋸歯があります。

樹皮は灰褐色で、縦に不規則な割れ目が入り若い樹でも古木の雰囲気です。

枝にコルク質は発達して翼や瘤ができることがあり、これが目立つ木を通称「コブニレ」と呼ぶことがあります。

同類の「アキニレ」は南方系で、逆に東海地方以西の分布。

ハルニレ

若葉と混じる実  2023/05/22 上高地

ハルニレ

若い実 2023/05/22 上高地

ハルニレ

若い実 2023/05/22 上高地

ハルニレ

樹皮 2023/05/22 上高地

ハルニレ

翼のある枝 2023/05/22 上高地

ハルニレ

翼のある枝 2023/05/22 上高地


【Youtube 山川草木図譜チャンネル】

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