シラタマホシクサ (ホシクサ科ホシクサ属)【白玉星草】
(Eriocaulon nudicuspe)
「ホシクサ」の仲間は、日本に約40種あると言われ、亜種やローカル変種などが数多くあります。
その中で東海地方に分布する「シラタマホシクサ」は、国の天然記念物である豊橋市の葦毛湿原に群生することで有名です。
東海丘陵要素植物の一種として、東海4県の鉄分の多い酸性土壌の湿地にだけ生育し、生育適地の減少や園芸採取により絶滅が危惧されています。
どれも同じようなホシクサ類の中でも大ぶりの純白の花が見栄えがするので「金平糖草」とも呼ばれ人気があります。
丸い頭花は、多数の雌花と少数の雄花が混じった花序で、雌花は萼片と苞だけで花弁は無く、雄花は3個の花弁があります。
萼片も苞も花弁も白色の短毛が密生しているため、白い金平糖のような玉に見えるようです。
環境省カテゴリ:絶滅危惧Ⅱ類 (VU)
岐阜県:絶滅危惧Ⅱ類
静岡県:絶滅危惧Ⅱ類 (VU)
愛知県:絶滅危惧Ⅱ類 (VU)
三重県:絶滅危惧ⅠB類 (EN)





