アズマシャクナゲ (ツツジ科ツツジ属)【東石楠花】
(Rhododendron degronianum)
山岳地から亜高山近くに生えるシャクナゲで、関東地方中心に南東北から中部地方南部まで分布し、西日本の「ホンシャクナゲ」と分布を分けています。
紅紫色の花色は蕾や開花し始めは濃く、咲き進むにつれ薄くなってゆきます。
花冠は5裂し、雄蕊は10本あります。
関西寄りの「ホンシャクナゲ」や「ツクシシャクナゲ」では7裂で雄蕊14本となります。
葉は互生し表面は無毛で光沢があり裏面は淡褐色の毛が密生します。
亜高山で分布域の重なる「ハクサンシャクナゲ」とは、開花時期が重ならないので混同することは少ないでしょう。