アゲハモドキ

アゲハモドキ (アゲハモドキガ科)【揚羽擬】
(Epicopeia hainesii)

アゲハモドキ

2024/08/18 高尾山

山麓の道で、見慣れない小型の黒いアゲハがいるのに気づき観察してみると、これはアゲハチョウではなく「蛾」でした。

その名も「アゲハモドキ」で、「ジャコウアゲハ」の色味や姿にそっくりながら、だいぶ小さく弱々しい感じです。

昼行性の蛾で、分類的にはちょっと変わった小グループに属しています。

何故ジャコウアゲハに似ているかというと、これは典型的な擬態とされ、有毒蝶であるジャコウアゲハそっくりに似せることで、鳥の餌となることを少しでも避けるためということです。

実際にはアゲハモドキ自身には毒はありません。

幼虫は、ミズキやヤマボウシなどを食草とします。

アゲハモドキ

2024/08/18 高尾山


【Youtube 山川草木図譜チャンネル】

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