タチキランソウ （シソ科キランソウ属）【立金瘡小草】
（Ajuga makinoi） 別名：エンシュウニシキソウ
2025/04/22 朝霧高原
「キランソウ」に似ていますが、もう少し大型で、この手のキランソウ属の中では「ニシキゴロモ」に最も近い感じです。
ニシキゴロモが主に日本海側分布なのに対し、タチキランソウは太平洋側の関東西南部から愛知県東部に分布します。
「ツクバキンモンソウ」にもよく似ていますが、ツクバキンモンソウやキランソウの上唇弁が切り取ったように短いのに対し、ウサギの耳のように2列して立ち上がっています。
また、ニシキゴロモの葉がつや消しなのに対しタチキランソウでは光沢があります。
花弁にキランソウのような縞模様がなく、下唇弁が3裂することが多いのも特徴です。
東海地方の山地の林縁に多く見られます。
環境省カテゴリ：準絶滅危惧 (NT)
2025/04/22 朝霧高原
