オオハマギギョウ (キキョウ科ミゾカクシ属)【大浜桔梗】
(Lobelia boninensis)
小笠原諸島の固有種で、母島、東島などいくつかの島だけに生育します。
海岸沿いの崖地や草地に生え、草本ながら2-3mの高さになるようです。
細長い葉が輪生状に密集するボリューミーな草で、「キキョウ科」とは思えない変わった姿ですが、個々の花の形を見ると「ミゾカクシ」の仲間というのは判る気がします。
茎の上部にたくさんの花が密集した花序をつくりますが、開花は芽生えてから5-6年後に一回だけだそうです。
すなわち、開花して細かい種子を作ると、その個体は枯れてしまうようです。