ネコヤナギ (ヤナギ科ヤナギ属)【猫柳】
(Salix gracilistyla)
早春に他のヤナギ類より先に逸早く葉が出るより先に、猫の毛を思わせるモフモフの花穂をつけ、多くの人が知る人気のヤナギです。
全国の山野から町中の川岸まで広く自生し、湿潤な環境を好むので水際に生えることが多いようです。
雌雄異株で、どちらも咲き始めには銀白色の絹毛で覆われ、「猫」の由来となっています。
雄花は毛の中から雄しべの花糸が突き出し、葯は赤く、裂開すると黄色い花粉が出てきます。
雌花では雌しべが出ますが雄花よりも小型です。
花が終わってから葉が展開し、葉は互生で細長い楕円形、艶がなく裏面は白っぽい色です。