ホタルカズラ

ホタルカズラ (ムラサキ科ムラサキ属)【蛍葛】(学名: Lithospermum zollingeri )以前から写真で見る独特の青色を実際に見てみたいと思っていましたが、野川公園の自然観察園にありました。ちょっとペンキで塗ったような、他に...
野山の植物

シロバナサギゴケ

シロバナサギゴケ (APG IV:サギゴケ科)(APG III:ハエドクソウ科)(ゴマノハグサ科)【鷺苔】(Mazus miquelii f. albiflorus) 別名:サギゴケ「ムラサキサギゴケ」の白花品種です。紫ではないので、ただの...

ミミガタテンナンショウ

ミミガタテンナンショウ (サトイモ科 テンナンショウ属)【耳型天南星】(Arisaema undulatifolium var. limbatum)異形のサトイモ科テンナンショウ属の中では、全体の姿はそれほど異様ではないと思いますが、仏炎苞...

ウラシマソウ

ウラシマソウ (サトイモ科テンナンショウ属)【浦島草】(学名 Arisaema urashima)個性派ぞろいのテンナンショウやマムシグサ類の中でも、ひときわ異彩を放つ一種です。テンナンショウ類独特の仏炎苞の中から、浦島太郎の釣り竿に見立て...
野山の植物

オオイヌノフグリ

オオイヌノフグリ (APG:オオバコ科クワガタソウ属)(ゴマノハグサ科)【大犬の陰嚢】(学名: Veronica persica)春の路傍や野原に、爽やかな瑠璃の色合いを散らす風物詩ですが、ヨーロッパ原産の明治期からの帰化植物です。必ず話題...
野山の植物

クサイチゴ

クサイチゴ (バラ科キイチゴ属)【草苺】(学名:Rubus hirsutus)春の低山に目立つ大きな白い花。狭山丘陵では「モミジイチゴ」がたくさんありますが、モミジイチゴの花が高い位置で下向きに咲くのに比べ、これは地面で上向きに、より大きな...
野山の植物

カテンソウ

カテンソウ (イラクサ科カテンソウ属)【花点草】(Nanocnide japonica)とても地味で小さく目立たない花ですが、よく見るとなかなか面白い花ではあります。草の天辺につく花序は雄花で、蕾が熟すと5弁の梅の和菓子のような感じに赤っぽ...
9月

ルリタテハ

ルリタテハ (タテハチョウ科)【瑠璃立羽】(学名 Kaniska canace)似たような柄の傾向が多いタテハチョウの中で、独自の色彩をもつルリタテハですが、やはりタテハらしく渋好みのデザインではあります。縄張りの習性をもつため、同じような...

シロバナタチツボスミレ

シロバナタチツボスミレ (スミレ科スミレ属)【白花立坪菫】(Viola grypoceras f. albiflora)「タチツボスミレ」の白花品種には、「オトメスミレ」がありますが、オトメは距にピンク色の残ったもので、距まで全部白いものを...
3月

ネコノメソウ

ネコノメソウ (ユキノシタ科ネコノメソウ属)【猫の目草】(Chrysosplenium grayanum)春の低山の沢や湿地に生えるネコノメソウは、どこが猫の目なのか怪しんでいましたが、花後の種(果実)ができたときの状態が猫の目のようだとい...
野山の植物

カワラタケ

カワラタケ (タマチョレイタケ科)【瓦茸】(Trametes versicolor)林の中の枯れた切り株や倒木にたくさん生えるキノコです。サルノコシカケのように、傘が直接重なり合って生え、硬く乾いています。林の中で出会うと、一瞬ぎょっとしま...

ウスベニヒゴスミレ

ウスベニヒゴスミレ (スミレ科)【薄紅肥後菫】(Viola chaerophylloides v. sieboldiana)これはヒゴスミレでも、「ウスベニヒゴスミレ」と呼ばれる園芸品種で、野生種そのものではありません。花色のパターンとして...
すみれ

ツクシスミレ

ツクシスミレ (スミレ科スミレ属)【筑紫菫】(Viola diffusa)このスミレは日本の他のどのスミレにも似ていない独特の種類です。九州西部南部と沖縄の一部に分布し、しかも人里周辺に多く生育するということなので、古い時代の帰化植物と思え...

キランソウ

キランソウ (シソ科キランソウ属)【金瘡小草】(Ajuga decumbens)これも里山の春を告げる身近な雑草です。同属の「ジュウニヒトエ」などと比べると、地面や岩にへばりついていて葉もよじれて毛深く、ちょっと薄汚い感じがしてしまう地味な...
野山の植物

トウダイグサ

トウダイグサ (トウダイグサ科 トウダイグサ属)【灯台草】(Euphorbia helioscopia)ノウルシやタイゲキ類などの「トウダイグサ科」を代表するトウダイグサ。独特の葉序、花序で構成されたへんてこな花。杯状花序と呼ばれる花の形が...

コゴメイヌノフグリ

コゴメイヌノフグリ (APG:オオバコ科クワガタソウ属)(ゴマノハグサ科)【小米犬の陰嚢】(Veronica cymbalaria)春先の風物詩としてどこにでも見られる「オオイヌノフグリ」に似て白花発見!と思いきや別種の花です。純白の花はオ...
3月

セリバオウレン

セリバオウレン (キンポウゲ科オウレン属)【芹葉黄連】(Coptis japonica var. dissecta)漢方薬の黄連(オウレン)は普通「キクバオウレン」のことを指し、日本海側に多く分布しますが、太平洋側や西日本にはこのセリバオウ...
3月

ホラシノブ

ホラシノブ (シダ植物ホングウシダ科)【洞忍】(Sphenomeris chinensis)「シノブ」的な細かい葉の羊歯のいちばんポピュラーな種類のひとつです。同様なものに「タチシノブ」がありますが、小羽片の先端が鋭角に尖っており、ホラシノ...
3月

ジュウモンジシダ

ジュウモンジシダ (シダ植物オシダ科)【十文字羊歯】(Polystichum tripteron)一番下の羽片が特別に大きくなり、全体として十文字の形なので十文字羊歯です。林間の平坦地では輪形に生えていることもありますが、土手や崖状のところ...
野山の植物

ユリワサビ

ユリワサビ (アブラナ科ワサビ属)【百合山葵】(Eutrema tenue)その名の通り、「ワサビ」と同属の同じ仲間ですが、あのように太い根にはなりません。花もよく似ていますが、大き目でまばらに咲き、ワサビと違い、葉が波状の鋸歯となります。...
野山の植物

コチャルメルソウ

コチャルメルソウ (ユキノシタ科チャルメルソウ属)【小哨吶草】(Mitella pauciflora)変わった形の花というのはいろいろありますが、このチャルメルソウの仲間はまるで宇宙生物のような奇ッ怪な形状の花ですね。果実の形から「チャルメ...
野山の植物

ハナネコノメ

ハナネコノメ (ユキノシタ科 ネコノメソウ属)【花猫の目】(Chrysosplenium album var. stamineum)早春の高尾山の名物となっている花で、ネコノメソウの仲間の中では珍しく白い萼片(花弁ではない)をもつ、とても綺...
ヒカゲノカズラ植物

カタヒバ

カタヒバ (シダ植物イワヒバ科)(ヒカゲノカズラ植物門)【片檜葉】(Selaginella involvens)常緑性のシダ植物ですが、羊歯の仲間といっても「ヒカゲノカズラ」の仲間で、普通の羊歯とはまた別のグループに属します。「ヒバ」の名が...
野山の植物

ザゼンソウ

ザゼンソウ (サトイモ科ザゼンソウ属)【座禅草】(Symplocarpus foetidus var. latissimus)サトイモ科らしい、独特の「仏炎苞」をもち、「ミズバショウ」と同様に、尾瀬のような雪解けの湿地に咲く花です。兄弟分の...
野山の植物

ミチタネツケバナ

ミチタネツケバナ (アブラナ科タネツケバナ属)【道種浸け花】(Cardamine hirsuta)タネツケバナの仲間は似たものの紛らわしい種類が多いですが、これはヨーロッパから東アジア原産の帰化植物。日本に入ってきたのは近年のようですが、す...
3月

オオハナワラビ

オオハナワラビ (シダ植物・ハナヤスリ科ハナワラビ属)【大花蕨】(Botrychium ternatum)ハナヤスリ科の羊歯は、特異な一枚葉のタイプが多いが、ハナワラビ属は羽状葉のタイプです。独立して上に突き出した胞子葉が特徴的ですが、「フ...
野山の植物

コセリバオウレン

コセリバオウレン (キンポウゲ科オウレン属)【小芹葉黄連】(Coptis japonica var. japonica)「セリバオウレン」そっくりですが、3回3出複葉と、さらに葉が細かく分岐します。ただし、セリバオウレンとの違いが判りにくい...
3月

キクバオウレン

キクバオウレン (キンポウゲ科オウレン属)【菊葉黄蓮】(Coptis japonica var. anemonifolia) 別名:オウレン漢方薬に使われる「黄蓮」ですが、葉の形と植物体の大きさで、「キクバオウレン」、「セリバオウレン」、「...
野山の植物

コシロノセンダングサ

コシロノセンダングサ (キク科センダングサ属)【小白の栴檀草】(Bidens pilosa var.minor)別名: タチアワユキセンダングサ、シロバナセンダングサ、シロノセンダングサ「コセンダングサ」の変種という位置づけで、幕末ごろに入...

フクジュソウ(秩父紅)

フクジュソウ(秩父紅) (キンポウゲ科)【福寿草・秩父紅】(Adonis ramosa)「秩父紅」は、「フクジュソウ」の一品種で、一般のフクジュソウの黄色よりも濃い赤茶を帯びたオレンジ色のもので、秩父地方特産の幻の福寿草と言われた花です。戦...
10月

フサフジウツギ

フサフジウツギ (フジウツギ科 フジウツギ属)(APG:ゴマノハグサ科)【房藤空木】(Buddleja davidii)属名「ブッドレア」の名称で園芸用に流通している中国原産の低木です。各地で帰化・野生化していて、場所によっては大繁殖してい...
野山の植物

ムサシアブミ

ムサシアブミ (サトイモ科テンナンショウ属)【武蔵鐙】(学名 Arisaema ringens)「マムシグサ」などに代表されるテンナンショウの仲間で、大きな三枚葉が特徴的です。三つ葉をつけた葉柄は地面から二股状に生え、その中間に仏炎苞の花が...
園芸植物

「カモメギク」と「アワコガネギク」

「カモメギク」は、「アワコガネギク(キクタニギク)」と遺伝子的には同一種であり、その違いは個体差の範囲が固定された品種レベルのようです。よって、外形的な形態の違いによって区別するしかないわけです。アワコガネギクの自生を見る機会があったので、...
野山の植物

コンギク

コンギク (キク科シオン属)【紺菊】(Aster ageratoides ssp. ovatus cv. Hortensis)「ノコンギク」の紫色の濃いものを選別して観賞用により分けた園芸品種ですが、その起源は平安時代にまで遡るといわれてい...
野山の植物

シロバナアブラギク

シロバナアブラギク (キク科キク属)【白花油菊】(Dendranthema × leucanthum)名前はシロバナアブラギクですが、アブラギク(シマカンギク)の白花というわけではありません。「アワコガネギク」と「リュウノウギク」の自然交雑...
野山の植物

キクタニギク(アワコガネギク)

キクタニギク (キク科キク属)【菊谷菊】(Chrysanthemum seticuspe f. boreale)別名:アワコガネギク(泡黄金菊)主に東北から関東の太平洋側と近畿地方に分布する黄色の野菊です。小さめの花がかたまって咲き、葉は園...
野山の植物

タマシダ

タマシダ (シダ植物ツルシダ科)【玉羊歯】(学名:Nephrolepis cordifolia)伊豆以南に分布する亜熱帯系のシダで、葉の並びが美しいので観葉植物として鉢植えや庭園でよく栽培されています。野生では海岸近くに多く、岩上や樹上に着...
野山の植物

イノデ

イノデ (シダ植物オシダ科)【猪手】(Polystichum polyblepharum)里山から山地まで普通に多い常緑性の羊歯です。杉林の中などに、見事に放射状に生えている様子がよく見られます。しかし、変種とされるものや雑種がかなり多く、...
11月

アマクリナム

アマクリナム (ヒガンバナ科)(Amacrinum howardii)高麗の巾着田の一角で、畑で綺麗なピンクの百合のような花を育てているところがありました。近くで見てみると、「アマクリナム」の名札が。アマリリスの仲間とハマユウの仲間を掛け合...
野山の植物

イワガネゼンマイ

イワガネゼンマイ (シダ植物ホウライシダ科)【岩ヶ根薇】(学名 Coniogramme intermedia)1-2回羽状でまるで笹の葉のような、羊歯らしくないシダです。同様の「オオバイノモトソウ」よりもさらに、普通の葉っぱ的なので何の草か...