ツルネコノメソウ (ユキノシタ科ネコノメソウ属)【蔓猫の目】
(学名:Chrysosplenium flagelliferum)
どれも判りにくいネコノメソウ類の中では、他に似たものがないので分かり易い種類です。
渓流の飛沫がかかるような水際に、ツル状の走出枝で増えるタイプで、平べったい小葉とまばらな花序が特徴的。
黄色から明るい黄緑へとグラデーションする花序は、薄暗い渓谷の中で明るく浮かび上がりとても綺麗に目立ちます。
8個の黄色い葯をもつ黄緑色の花は平たく開出します。
また、葉が互生になるのも、ネコノメ類の中では少数派のようです。
花期が終わると出てくる円形の葉も特徴的。
たいへんよく似た「タチネコノメソウ」は関東以西の分布で、走出枝が無く花期に根生葉をもつようです。
花期が終わると出てくる円形の葉が特徴的。
【Youtube 山川草木図譜チャンネル】