キランソウ (シソ科キランソウ属)【金瘡小草】
(Ajuga decumbens)
これも里山の春を告げる身近な雑草です。
同属の「ジュウニヒトエ」などと比べると、地面や岩にへばりついていて葉もよじれて毛深く、ちょっと薄汚い感じがしてしまう地味な草です。
コケや地衣類に似た雰囲気がありますが、花そのものはジュウニヒトエなどと同様の形でとても綺麗な紫色です。
昔から生薬として使われていたようです。
「地獄の釜の蓋」という、ものすごい異名があります。
ジュウニヒトエとの間に交雑種をつくることがあり、それは「ジュウニキランソウ」とよばれます。
【Youtube 山川草木図譜チャンネル】