秋

ガビチョウ　（スズメ目チメドリ科）【画眉鳥】 （Garrulax canorus） 中国南部から東南アジアにかけて広く分布する鳥で、中国ではポピュラーな飼い鳥として籠に飼って鳴き声を競わせるようです。 ペット用の輸入から野生化して1990年...

ミヤマハナゴケ　（地衣類ハナゴケ科） （Cladonia stellaris） 北海道から中部山岳の2000m以上の亜高山から高山帯に分布します。 まるで枝珊瑚のような植物ですが、「コケ」の名ながら蘚苔類ではなく「サルオガセ」同様、藻類と菌...

ヒロハハナヤスリ　（シダ植物ハナヤスリ科）【広葉花鑢】 （Ophioglossum vulgatum） 葉っぱ1枚と胞子葉1本だけの小型の羊歯植物です。 3-4月に生えて、5-6月に胞子を飛ばし、夏には消えてしまうというライフサイクルで、「...

カヤ　（イチイ科カヤ属）【榧】 （Torreya nucifera） 南東北以南から屋久島までの山地に生育する針葉樹です。 葉は平たく尖って平面的に生えます。 油分の多い樹で木材は碁盤や将棋盤として重用され、実はアク抜きして食用になるほか灯...

ウラボシノコギリシダ　（シダ植物メシダ科)【裏星鋸羊歯】 （Anisocampium sheareri） 常緑性の小型-中型のシダで、関東以西の里山林下に生育します。 葉は半光沢で鋸歯がはっきりし、胞子葉は直立して丸いソーラスが散在します。...

トベラ　（トベラ科トベラ属）【扉】 （Pittosporum tobira） 東北南部以南の海岸沿いに分布する常緑の低木です。 先丸のへら型の葉が放射状につくのが特徴的で、ちょっと「シェフレラ（ヤドリフカノキ）」に似ています。 葉の縁が裏側...

クスノキ　（クスノキ科ニッケイ属）【樟、楠】 （Cinnamomum camphora） 東海・東南海地方、四国、九州に分布する暖地系の照葉樹で、史前帰化植物とされています。 そのため、九州以外では山奥に生育することは少なく、野生の分布は太...

アオサギ　（サギ科アオサギ属）【蒼鷺】 （Ardea cinerea) サギ類の中でも「コサギ」や「ダイサギ」などのいわゆる白鷺に比べると、遥かに野性味や迫力を感じるのは色合いのせいでしょうか。 川の中で魚を狙ってピクリとも動かず立っている...

ダケカンバ　（カバノキ科カバノキ属）【岳樺】 （Betula ermanii） 北アルプスなどの亜高山帯の風景に欠かせない代表的な広葉樹で、「シラカンバ」よりも高いところに生えます。 しばしば高山帯にも灌木のかたちで生え、豪雪地にも根曲がり...

カラスザンショウ　（ミカン科サンショウ属）【烏山椒】 （Zanthoxylum ailanthoides） 「サンショウ」の仲間ですが、はるかに大きな樹木で高さ10m以上になります。 サンショウの仲間で似ていますが役に立たないという意味で「...

クマシデ　（カバノキ科クマシデ属）【熊四手】 （Carpinus japonica） 本州から九州にかけて山地に生育します。 同類の「シデ」の中でも最も整った形の果穂をつけ、「ホップ」の実に似ています。 細長い葉はきわめてはっきりした並行葉...