ミヤマハナゴケ (地衣類ハナゴケ科)
(Cladonia stellaris)
北海道から中部山岳の2000m以上の亜高山から高山帯に分布します。
まるで枝珊瑚のような植物ですが、「コケ」の名ながら蘚苔類ではなく「サルオガセ」同様、藻類と菌類の共生体である地衣類です。
森林限界近くの林内やハイマツ周縁地など生育し、富士山5合目などには有名な群生地があるようです。
「ハナゴケ」との違いがよく判らず、ハナゴケも低地から山地まで分布するようですが、観察地の高度からとりあえず「ミヤマハナゴケ」としました。