ヒツジグサ (スイレン科スイレン属)【未草】
(Nymphaea tetragona var. angusta)
日本に自生するただ一種のスイレン(睡蓮)です。
日本全国の池や沼に広く分布し、亜高山の高層湿原にも生育し尾瀬ヶ原の池塘でも名物となっています。
日本以外でもアジアからヨーロッパ、北アメリカと広く分布しています。
水面にシンプルな花を咲かせ、未(ひつじ)の刻(午後2時)頃に花を咲かせるということで名付けられていますが、実際には午前中から咲きます。
元来、分布の広い普通種ですが、水生植物の常として多くの都府県で絶滅危惧となっています。