イボクサ (ツユクサ科イボクサ属)【疣草】
(Murdannia keisak)
「イボクサ」という名前は、葉の汁がイボ取りに効くということのようですが、名前の印象があまり良くなくて興味をもっていませんでした。
休耕田にやたら茂っている草は知っていましたが、午後の遅い時間には花などひとつ無く、まさに雑草そのものでした。
ところが、午前中にたくさん咲くとのことで朝から見に行ってみると、何と可愛い花であることか!
いかにもツユクサの仲間らしい瑞々しさと花弁のグラデーションがなんともいえず綺麗です。
「ツユクサ」同様、午前中に咲き数時間でしぼんでしまう一日花です。
花弁、萼片、雄しべ、仮雄しべと綺麗に3つずつで揃っているのもいい感じです。
全国の湿地や水田周りに生育するいわゆる水田雑草です。