ハシカグサ (アカネ科ハシカグサ属)【麻疹草】
(Neanotis hirsuta)
本州以南の田んぼの周辺など湿った山野に生える小さな草で、斜上して茎の先端や葉腋に白い花をつけます。
4裂または5裂する花は2-3mmとたいへん小さく、目立たない雑草として見落としがちです。
または、気づいてもハコベの仲間かと見過ごしてしまうかもしれません。
萼片が花の大きさに比して大きく、毛が多く生えています。
花は萼片からわりあい簡単に取れてしまうようで、花の落ちた萼が多く見られます。
「ハシカグサ」という妙な名前の由来はよく判らないようです。