チカラシバ (イネ科チカラシバ属)【力芝】
(Pennisetum alopecuroides)
秋口の公園や空き地、田園などで独特な存在感を示すイネ科の雑草です。
この時期、同時に「オヒシバ」や「メヒシバ」「カゼクサ」などのイネ科雑草が一斉に穂を出し始めますが、その中の親玉格という感じがします。
子供のころこの穂を採っては、巨大な毛虫に見立てたり、超大型猫じゃらしにしたりして遊びました。
この試験管ブラシのような長い毛は、総苞毛といって総苞の変形物です。
総苞毛は紫色になるのが普通ですが、まれに淡緑色のものがあり「アオチカラシバ」と呼ばれます。