トダイアカバナ (アカバナ科アカバナ属)【戸台赤花】
(Epilobium platystigmatosum)
名前の「トダイ」とは、発見された長野県の戸台川の名から。
戸台川は、南アルプスの甲斐駒ヶ岳、仙丈岳の間を源流とする山間の渓流です。
石灰岩質で攪乱の多い河原に好んで生えるため、このような場所が生育適地なのでしょう。
分布域としては、本州群馬県以西~九州となっています。
花は普通の「アカバナ」より小さく、花弁の色が淡くて細く、先端が2裂し柱頭はこん棒状です。
葉は細長く、茎や葉は全体に赤みを帯びます。
環境省カテゴリ:絶滅危惧Ⅱ類(VU)