アカシデ (カバノキ科クマシデ属)【赤四手】
(Carpinus laxiflora)
関東地方の雑木林に多く、公園樹にも植えられています。
同類の「シデ」の中でも、果穂の果苞が細く疎らな形です。
春には葉が出る前に赤い穂状の花がたくさん吊り下がります。
「イヌシデ」によく似ていますが、葉の側脈が少なめで11対程度までとなります。
葉の先端が細長く伸び、鋸歯が不規則な重鋸歯となります。
また、樹皮もイヌシデによく似ていますが縦筋がより細く浅い感じで滑らかで、育った樹では幹に独特のうねりを生じることが多いようです。
秋には橙色から赤色に紅葉します。
葉はイヌシデにきわめてよく似ていますが、葉脈が少な目でイヌシデより平坦で表面に毛が無い点が違います。