野山の植物 リュウノウギク リュウノウギク (キク科キク属)【竜脳菊】 (Dendranthema japonicum) いわゆる野菊の中でも、晩秋遅くに咲く種類です。 いかにも「野菊」という花のイメージで、葉に含まれる揮発成分が香るので「竜脳香」の名がついたそうです... 2024.11.14 野山の植物10月11月秋野菊キク科
6月 フタリシズカ フタリシズカ (センリョウ科チャラン属)【二人静】 (学名:Chloranthus serratus) やや薄暗い林下にひっそりとした感じで生えています。 花つきも2本セットながら小さく地味で、「ヒトリシズカ」より、こちらのほうが「静か」な... 2021.05.29 6月野山の植物春7月5月センリョウ科
野山の植物 ヒトリシズカ ヒトリシズカ (センリョウ科チャラン属)【一人静】 (学名: Chloranthus japonicus ) 春咲きの林下に咲くとても清楚な花ですが、「一人静か」というわりには、たいがいの場合みんなで賑やかに咲いています。 実際には「静」は... 2017.04.17 野山の植物春4月5月センリョウ科
野山の植物 ニリンソウ ニリンソウ (キンポウゲ科イチリンソウ属) 【二輪草】 (Anemone flaccida) 「スプリングエフェメラル」として春の野山の代表みたいな花ですね。 二輪づつ花がつくから二輪草ですが、実際にはひとつづつ時間差で咲くことが多いようで... 2024.05.25 野山の植物3月春6月4月スプリング・エフェメラルキンポウゲ科
3月 カントウタンポポ カントウタンポポ (キク科タンポポ属)【関東蒲公英】 (Taraxacum platycarpum) 日本在来種のタンポポで、そこいらの空き地や土手、造成地などでは、外来種のセイヨウタンポポに地位を奪われつつあり、都市周辺では、古くからある... 2023.04.15 3月野山の植物春4月街での植物キク科
野山の植物 ノコンギク ノコンギク (キク科シオン属)【野紺菊】 (Aster microcephalus var. ovatus) いわゆる「野菊」といわれる種類の中でも、一番ポピュラーなひとつで、生育範囲も広く個体数も多いものですが、同じく最もポピュラーな「ヨ... 2023.11.04 野山の植物9月10月秋11月野菊キク科
野山の植物 ヤクシソウ ヤクシソウ (キク科アゼトウナ属)【薬師草】 (Crepidiastrum denticulatum) 晩秋の里山に最後の賑わいを見せる黄色い花。 花だけ見ると、ハナニガナにもやや似ていて紛らわしいですが、ヤクシソウは秋から晩秋に咲き、本体... 2024.11.14 野山の植物10月11月秋キク科
野山の植物 ナギナタコウジュ ナギナタコウジュ (シソ科ナギナタコウジュ属) (学名:Elsholtzia ciliata ) いかにもシソ科らしい草だが、近縁の「カワミドリ」などとも似ている。 シソ科の中でも花は小さなほうだが、最大の特徴は、花が花序の片側に揃ってつく... 2021.10.19 野山の植物10月11月秋シソ科
野山の植物 カメバヒキオコシ カメバヒキオコシ (シソ科ヤマハッカ属)【亀葉引き起こし】 (Isodon umbrosus var. leucanthus f. kameba) 葉が亀の甲羅と尾のように見えるので「亀葉」といわれる。 (学名のラテン名まで「kameba」... 2023.10.22 野山の植物山岳の植物10月夏4月8月11月秋シソ科
春 ムラサキケマン ムラサキケマン (ケシ科キケマン属)【紫華鬘】 (Corydalis incisa) 迂闊なことに、以前はこれはシソ科とばかり思っていました。 花の形からの連想ですが、実はケシ科だったんですね。 全草有毒。 白花で僅かに紫が残るものは「シロ... 2023.01.23 春3月野山の植物4月スプリング・エフェメラル街での植物ケシ科
6月 アマドコロ アマドコロ (クサスギカズラ科アマドコロ属)(キジカクシ科)【甘野老】 (学名: Polygonatum odoratum) 春の里山で、小さな釣り鐘状のユリの花が連なってとても可愛い花です。 近い種類の「ナルコユリ」や「ホウチャクソウ」と... 2024.07.02 6月野山の植物春4月10月キジカクシ科クサスギカズラ科
6月 カキドオシ カキドオシ (シソ科カキドオシ属)【垣通】 (Glechoma hederacea subsp. grandis) 日本全国どこにでもある雑草ですが、独特の形の花はよく見るとたいへん綺麗。 繁殖力が強く、夏になると茎が伸びてつる草のようにな... 2023.06.14 6月春3月野山の植物4月5月街での植物シソ科
野山の植物 ノウルシ ノウルシ (トウダイグサ科)(野漆) (学名:Euphorbia adenochlora) 埼玉県さいたま市田島ヶ原サクラソウ自生地のノウルシ。 茎葉に傷をつけるとウルシ(漆)に似た白乳液が出ることからきている有毒植物の一つ。 「サクラソウ... 2017.04.07 野山の植物春4月トウダイグサ科
春 サクラソウ サクラソウ (サクラソウ科サクラソウ属)【桜草】 (Primula sieboldii) 国指定特別天然記念物の田島ヶ原サクラソウ自生地を見てきました。 4/19日には恒例のさくら草祭りが開催されるそうですが、すでにほぼ最盛期なのかもしれま... 2022.05.13 春6月野山の植物4月5月サクラソウ科
野山の植物 ヒキノカサ ヒキノカサ(キンポウゲ科キンポウゲ属)【蛙の傘】 (Ranunculus ternatus) 国指定特別天然記念物のサクラソウ自生地の原にところどころ「サクラソウ」の群落が点在している中に、「ヒキノカサ」というキンポウゲが生えています。 普... 2018.03.08 野山の植物春4月キンポウゲ科
春 カタクリ カタクリ (ユリ科カタクリ属)【片栗】 (Erythronium japonicum) 早春の里山を彩る「スプリング・エフェメラル」の代表ともいえる花ですね。 特に、上越など雪国では雪解け後の群生地で一斉に開花して、見事な大群生となることが... 2024.05.14 春3月野山の植物4月スプリング・エフェメラルユリ科
野山の植物 マルバスミレ マルバスミレ (スミレ科スミレ属)【丸葉菫】 (Viola keiskei) 全体に丸っこくまとまっているので可愛い印象の、園芸種のスミレに似た白花。 花の色がほぼ純白なので、他の白っぽいスミレとひと目で違う感じがします。 葉がこぢんまりと... 2023.02.03 野山の植物春3月4月すみれスミレ科
春 コスミレ コスミレ (スミレ科スミレ属)【小菫】 (Viola japonica) 「小菫」というものの、別に小さくはない。 というより、スミレ全般の中ではむしろ大きい方でしょう。 長めの花弁がちょっとまとまりなく、株がかたまって茂る傾向があるようで... 2023.03.14 春3月野山の植物4月すみれスミレ科
3月 ヒメスミレ ヒメスミレ (スミレ科)【姫菫】 (Viola inconspicua subsp. nagasakiensis) とても小さくて単独で生えるのであまり目立たないスミレです。 個体によってはかなり大きくなりますが、多くは道路や舗装の隙間、空... 2023.01.16 3月野山の植物春4月すみれ街での植物スミレ科
3月 シロヤブケマン シロヤブケマン (ケシ科キケマン属)【白藪華鬘】 (Corydalis incisa f. pallescens) 「ムラサキケマン」の一品種で、花が白く一部が淡く紫のもの。 一部の紫もなくすべて白色のものは特に「ユキヤブケマン」と称される... 2023.01.23 3月野山の植物春4月街での植物スプリング・エフェメラルケシ科
3月 ジロボウエンゴサク ジロボウエンゴサク (ケシ科キケマン属)【次郎坊延胡索】 (Corydalis decumbens) ムラサキケマンに似た同類の花ですが、こちらは個々の花が大きめで直線的で、ばらばらとまばらに咲く感じです。 ケマンとの違いは、葉を見れば一目... 2024.04.07 3月野山の植物春4月スプリング・エフェメラルケシ科
春 ノジスミレ ノジスミレ (スミレ科スミレ属)【野路菫】 (Viola yedoensis) 人里のすみれの中でもポピュラーなもので、路傍や田畑や土手などに生える無茎型のスミレ。 「スミレ」によく似ていますが、葉がもっと剣型で平たく生えます。 よく言われ... 2023.03.14 春3月野山の植物4月すみれスミレ科
3月 アリアケスミレ アリアケスミレ(スミレ科スミレ属)【有明菫】 (Viola betonicifolia var. albescens) いわゆる「スミレ」に似た、無茎種のスミレで、花が白~うす紫です。 白地に紫条がくっきりと入るパターンが多いようです。 葉... 2023.02.03 3月野山の植物春4月すみれスミレ科
6月 ツボスミレ(ニョイスミレ) ツボスミレ (ニョイスミレ) (スミレ科スミレ属)【坪菫】【如意菫】 (Viola verecunda) 田んぼまわりや雑木林縁などの人里に多く、湿った地面に生育するポピュラーな小柄なスミレ。 小さな白い花に紫の筋が入り、なかなか綺麗だが小... 2023.01.16 6月春3月野山の植物4月5月すみれスミレ科
9月 キバナアキギリ キバナアキギリ (シソ科アキギリ属)【黄花秋桐】 (Salvia nipponica) 別名:コトジソウ 学名「Salvia nipponica」で、まさにその名も「日本のサルビア」です。 シソ科の典型的なワニグチのようなかたちに、蛇の舌の... 2024.10.29 9月野山の植物10月夏8月秋シソ科
9月 ヤブマメ ヤブマメ (マメ科ヤブマメ属)【藪豆】 (Amphicarpaea edgeworthii) その名の通りヤブの中につるを伸ばし、ところどころに花をつけています。 地味な存在ながら、他のハギ類などと全く違う美しい青紫の色調は、慣れれば一目で... 2024.11.14 9月野山の植物10月秋マメ科
野山の植物 ホトトギス ホトトギス (ユリ科ホトトギス属)【杜鵑草】(Tricyrtis hirta) ホトトギス属を代表する標準名の「ホトトギス」で、鳥のホトトギスの斑点柄に似ているというところからの命名だそうです。 普通は白地の花びらにも花柱にも紫色の斑点をたくさん散りばめた花となりますが、斑点の度合いは変異が多いようです。 2023.09.17 野山の植物9月10月秋園芸植物ホトトギスユリ科
野山の植物 ヤマホトトギス ヤマホトトギス (ユリ科ホトトギス属)【山杜鵑草】 (Tricyrtis macropoda) 「ヤマジノホトトギス」とそっくりですが、花弁が下に反り返るのが特徴です。 そのせいもあってか、花全体が細長い感じがします。 また、花序が茎の頂部... 2024.10.13 野山の植物9月7月夏秋8月ホトトギスユリ科
9月 アキノノゲシ アキノノゲシ (キク科アキノノゲシ属)【秋の野芥子】 (Lactuca indica) 秋の野菊的なものは晩夏から晩秋までいろいろありますが、この花は純白でもなく黄色でもなく、淡く目立たない淡黄色でいい感じです。 花も大きすぎず小さすぎず、... 2023.10.22 9月野山の植物10月秋野菊キク科
9月 ヤマハギ ヤマハギ (マメ科ハギ属)【山萩】 (Lespedeza bicolor) 全国の野山に普通にある植物ですが、しかし「ハギ類」は種類も多くどれも似たようなものばかりなので、野山での分類はなかなか難しいでしょう。 ヤマハギは花序が茎から突き出... 2023.07.29 9月野山の植物7月夏8月樹木マメ科
野山の植物 エビラフジ エビラフジ(マメ科)【箙藤】 (Vicia venosa var. cuspidata) この手のクサフジ類も似たものがいろいろあって、判りづらいです。 後から写真だけで見極めるのは難しく、「オオバクサフジ」かもしれませんが、いかにも葉の先... 2016.07.03 野山の植物9月秋マメ科
9月 ミズヒキ ミズヒキ (タデ科イヌタデ属)【水引】 (Persicaria filiformis) これも、およそ何処にでもあるような植物ですが、その名前とともに和風な風情のある草です。 しかし、生え方によっては、ごちゃごちゃのヤブ状に茂っていることが... 2023.10.12 9月野山の植物夏7月10月秋11月街での植物タデ科
野山の植物 マヤラン マヤラン (ラン科シュンラン属) 【摩耶蘭】 (学名:Cymbidium macrorhizon) マヤランは、菌従属栄養植物(腐生植物)なので葉をもたず、地面からいきなり伸びて咲いています。 僅かに花茎の部分にだけ葉緑素をもっていますが、... 2024.06.18 野山の植物9月6月7月夏11月秋ラン科
6月 エゾノギシギシ エゾノギシギシ (タデ科ギシギシ属) (Rumex obtusifolius) 別名「ヒロハギシギシ」 小金井公園にスイバのような草があったのでよく観察すると、たいへん小さな赤玉をたくさん発見。 「ギシギシ」のようですが、赤玉が面白かったの... 2023.09.27 6月野山の植物夏7月街での植物帰化植物タデ科
春 タチツボスミレ タチツボスミレ (スミレ科スミレ属) 【立坪菫】 (Viola grypoceras) 日本で一番普通に、そして数多く存在するスミレ。 いわゆる「スミレ」よりもはるかに多く、おそらく日本のスミレの個体数の半数以上を占めるのでは、とも言われて... 2023.01.16 春3月12月野山の植物4月5月すみれ街での植物スミレ科
野山の植物 フモトスミレ フモトスミレ (スミレ科スミレ属) 【麓菫】 (学名:Viola sieboldi) かなり小型のスミレで、わりあい乾いた林の道わきや林縁にあります。 とても小さいので見落としがちですが、花色は白と紫で、気がつけばかなり目立つ花です。 葉の... 2023.01.15 野山の植物春3月4月山岳の植物5月すみれスミレ科
春 アメリカスミレサイシン(プリケアナ) アメリカスミレサイシン(ソロリア・プリケアナ)(スミレ科) (Viola sororia 'Priceana') 「アメリカスミレサイシン」の園芸品種。 これも一部野生化している。 いかにも園芸種っぽいので、野山で見つけると何とはなしの違和... 2023.02.03 春野山の植物4月すみれ街での植物園芸植物帰化植物スミレ科
野山の植物 アメリカスミレサイシン アメリカスミレサイシン(スミレ科)【亜米利加菫細辛】 (Viola sororia) スミレの園芸帰化種の中でも、パピリオナケア(papilionacea)という品種の、最もどこにでもある種類。 北米東部原産で、明治時代以降に園芸品として輸... 2023.02.03 野山の植物3月春4月2月すみれ街での植物園芸植物帰化植物スミレ科
野山の植物 ヒメウズ ヒメウズ (キンポウゲ科ヒメウズ属)【姫烏頭】 (Semiaquilegia adoxoides) オダマキに似た形の白い花をつけるが、ものすごく小さいので判りにくい。 むしろ、キンポウゲ科らしい特徴的な葉のほうが見つけやすいかもしれない。... 2024.02.03 野山の植物春3月4月2月キンポウゲ科
野山の植物 シロバナナガバノスミレサイシン シロバナナガバノスミレサイシン (スミレ科スミレ属)【白花長葉の菫細辛】 (Viola bissetii form. albiflora) 「ナガバノスミレサイシン」の白花型。 ただし、ナガバノスミレサイシンは白っぽい花が多く、限りなく白花... 2023.01.22 野山の植物春3月4月すみれスミレ科