ノコンギク (キク科シオン属)【野紺菊】
(Aster microcephalus var. ovatus)
いわゆる「野菊」といわれる種類の中でも、一番ポピュラーなひとつで、生育範囲も広く個体数も多いものですが、同じく最もポピュラーな「ヨメナ」「カントウヨメナ」との違いがたいへん判りにくい。
典型例のものなら総苞や葉の相違などで見分けることはできますが、変異も多いので微妙なものについては専門家でないと判断できないかもしれません。
基本的には、花色がうす紫で総苞が「ワイングラス型(円筒形)」で総苞片が反り返ることが多く総苞片や蕾が紫がかったものが多い。
葉はざらつき、大きめの鋸歯が外向きに出る。
などですが、重要なのは冠毛が長い(5mm)ということです。
花が終わった状態が見られれば判りやすいですが、咲き始めた若い花では分解しないと判りません。
総苞の形や冠毛の長さでは、「シロヨメナ」も同様です。
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