キバナアキギリ

キバナアキギリ (シソ科アキギリ属)【黄花秋桐】
Salvia nipponica) 別名:コトジソウ

キバナアキギリ

2022/09/29 御岳渓谷

学名「Salvia nipponica」で、まさにその名も「日本のサルビア」です。

シソ科の典型的なワニグチのようなかたちに、蛇の舌のように雌しべがペロペロと出ています。

その下、花の入り口に2つの雄しべが腕状につき出ています。
この雄しべの付け根の先に連動して「仮雄しべ」があり、虫が密を求めて潜り込むと、この「仮雄しべ」が押されてテコの原理で本物の雄しべの先が下がり、虫の背中に花粉を付けます。
後戻りして這い出した虫が他の花に行った時に、背中に付いた花粉がペロペロ出ている雌しべに触れる仕組みです。

ごく近い種類に希少種の「シナノアキギリ」があります。

また、紫の花の「アキギリ」は中部から関西の分布です。

キバナアキギリ 2015.10 狭山丘陵

2015.10 狭山丘陵

キバナアキギリ 狭山丘陵

2015.10 狭山丘陵

キバナアキギリ 狭山丘陵

2015.10 狭山丘陵

キバナアキギリ 狭山丘陵

2015.10 狭山丘陵

キバナノアキギリ

2016/09 野川公園

キバナノアキギリ

2016/10 狭山丘陵

キバナアキギリ

2020/08/07 三頭山

キバナアキギリ

2017/09 御岳渓谷

キバナアキギリ

2019/10/02 長池公園

キバナアキギリ

2021/10/02 小峰公園


野山公園のHPで開花情報が出たので見に行った次第です。

ビジターセンターの周辺に3箇所の主な群生地があるのですが、まだ咲き始めなので、それほど群生感がありませんでしたが、柔らかな薄黄色の花をたくさん見ることができました。

見ている間にもマルハナバチがたくさん働いていましたが、感心するくらいちょうどベストサイズで、花にすっぽりはまっていました。

受粉装置のしくみ

受粉装置のしくみ

マルハナバチにジャストサイズ

マルハナバチにジャストサイズ



【Youtube 山川草木図譜チャンネル】

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