カメバヒキオコシ (シソ科ヤマハッカ属)【亀葉引き起こし】
(Isodon umbrosus var. leucanthus f. kameba)
葉が亀の甲羅と尾のように見えるので「亀葉」といわれる。
(学名のラテン名まで「kameba」になっている)
いかにもシソ科の野草という花で、夏の終わりから秋に移ろう季節に見られる。
多数つく花はどんどん落ちてしまうが、花後の紫色の萼片が花のように目立つ。
「イヌヤマハッカ」の変種で、東北南部~中部地方に分布。
この写真で花のように見えるのは、花の散った後の萼片。
春先の葉はグラデーションが綺麗だが、このころからすでに「亀の尾」になっている。