ヨツバハギ (マメ科ソラマメ属)【四葉萩】
(Vicia nipponica)
低山でよく見られる「ナンテンハギ」が「二葉萩」と呼ばれるのに対し「四葉萩」ですが、実際には6枚葉が多く、2-4対(4-8枚)の偶数羽状複葉となっています。
小葉は楕円形で厚手な感じで、葉の分岐に大きめの托葉があり目立ちます。
萩の名ですがハギ属ではなく、ナンテンハギ同様ソラマメ属なので、萩らしくなくむしろ「クサフジ」などに似ています。
北海道から九州の低山の林縁や草地に生えますが、生育地や個体数が希少なようで、各地で絶滅危惧種となっています。
全国20都府県で絶滅危惧指定