清瀬市

6月

オオシオカラトンボ

オオシオカラトンボ (トンボ科)【大塩辛蜻蛉】 (Orthetrum melania) 「シオカラトンボ」によく似たポピュラーなトンボですが、シオカラよりもやや大きく、後翅の付け根が扇形に黒くなっています。 また、胴体がシオカラよりも太く平...
6月

ハグロトンボ

ハグロトンボ (カワトンボ科)【羽黒蜻蛉】 (Calopteryx atrata) 小さな小川の流れや湿地に沿って、ひらひらと優雅に舞う小型トンボです。 同じ水辺でもヤンマ類などと対照的に、ちょっと小型の蝶のように弱々しい感じをうけます。 ...
野山の植物

ナヨクサフジ

ナヨクサフジ (マメ科ソラマメ属)【弱草藤】 (Vicia villosa subsp. varia) ヨーロッパ原産の帰化植物で、本州以南の河原や道端などに茂っています。 在来種の「クサフジ」に似ていますが、穂状の花序が一方向に向いた形に...
野山の植物

クララ

クララ (マメ科クララ属)【眩草、苦】 (Sophora flavescens) 別名:クサエンジュ 本州以南に分布する在来種で、日当たりのよい野原や河原などに茂り、多数連なった独特の花をつけます。 根を噛むとクラクラするほど苦いことから、...
野山の植物

オオカワヂシャ

オオカワヂシャ (オオバコ科クワガタソウ属)(ゴマノハグサ科) (Veronica anagallis-aquatica)【特定外来種】 ヨーロッパ~アジア北部原産の帰化植物で、特定外来生物に指定されています。 在来種で準絶滅危惧種の「カワ...
野山の植物

マメグンバイナズナ

マメグンバイナズナ (アブラナ科マメグンバイナズナ属)【豆軍配薺】 (Lepidium virginicu) 明治中期に渡来した北アメリカ原産の帰化種で、全国に普通に生える雑草となっています。 在来種の「ナズナ」のナズナ属とは別の独自の属で...
野山の植物

ナガバオモダカ

ナガバオモダカ (オモダカ科オモダカ属)【長葉面高】 (Sagittaria weatherbiana) 水生植物の「オモダカ」の同属種で、在来のオモダカとそっくりだが大型の花を咲かせ、「ヘラオモダカ」よりも幅広でしっかりした船型の葉をもち...
野山の植物

ハナウド

ハナウド (セリ科ハナウド属)【花独活】 (Heracleum sphondylium var. nipponicum) この手の似たようなセリ科の「ウド」類はいろいろありますが、これは夏前の5-6月に低地に咲きます。 関東以西の分布で、小...
野山の植物

ワニグチソウ

ワニグチソウ (クサスギカズラ科アマドコロ属)(キジカクシ科)【鰐口草】 (Polygonatum involucratum) アマドコロ属なので「アマドコロ」に草姿はよく似ていて、「ホウチャクソウ」にも似ていますが、花の付き方がちょっと違...
野山の植物

アカカタバミ

アカカタバミ (カタバミ科カタバミ属)【赤片喰】 (Oxalis corniculata f. rubrifolia) 特異な色ですが、単に赤い品種ということで、普通の緑の「カタバミ」と同種です。 ただし、緑のカタバミよりも悪環境に強いとい...

ヒメニラ

ヒメニラ (ヒガンバナ科ネギ属)【姫韮】 (Allium monanthum) 「スプリングエフェメラル」のひとつで、たいへん小さく繊細な花。 大きさが全く違いますが似た感じの「ヒロハノアマナ」などに混じって生えていました。 北海道から四国...
野山の植物

イロハモミジ

イロハモミジ (ムクロジ科カエデ属)【伊呂波紅葉】 (Acer palmatum) 別名:タカオモミジ、イロハカエデ モミジといえばこれ。というぐらい日本のカエデ類の代表にして秋の紅葉の主役ともいえる種類です。 庭園や公園にも欠かせない樹木...
野山の植物

カラスビシャク

カラスビシャク (サトイモ科ハンゲ属)【烏柄杓】 (学名:Pinellia ternata) 全国の低地や人里、畑や路傍に自生しますが、中国から古くに人為的に持ち込まれた史前帰化植物と考えられているようです。 サトイモ科独特の「仏炎苞」がた...
野山の植物

テリハノイバラ

テリハノイバラ (バラ科バラ属)【照葉野茨】 (学名:Rosa luciae) 「ノイバラ」に次いでポピュラーといわれる野薔薇で、照葉の名のように葉に光沢があり、色が濃く硬く厚みがあります。 奇数羽状複葉の小葉はどれもほぼ同じ大きさとなりま...
野山の植物

コマツナギ

コマツナギ (マメ科コマツナギ属)【駒繋】 (学名 : Indigofera pseudotinctoria) 里山や川の土手や低山の草地などに群生するハギのようなマメ類で、低い藪を作りますが実は木本だそうです。 ごちゃごちゃした茂みになり...

ツルマンネングサ

ツルマンネングサ (ベンケイソウ科マンネングサ属)【蔓万年草】 (Sedum sarmentosum) 全国に自生するようですが、中国東北部から朝鮮半島が原産の帰化植物です。 その名の通り、地面を這うランナーで増えるので、グランドカバー用の...
1月

ジョウビタキ

ジョウビタキ (ツグミ科)(ヒタキ科) (学名:Phoenicurus auroreus) 日本では冬鳥として飛来する小鳥ですが、国内で繁殖する例もあり朝鮮半島では留鳥とされているので、あまり遠い渡りをするわけではないようです。 樹の葉の少...

ハハコグサ

ハハコグサ (キク科ハハコグサ属)【母子草】 (学名:Gnaphalium affine) 別名:ゴギョウ(御形) 春の七草「セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ」の「ゴギョウ」が、この母子草で、葉を雑炊や餅に入れ...
野山の植物

タネツケバナ

タネツケバナ (アブラナ科タネツケバナ属)【種漬花】 (Cardamine scutata) タネツケバナの仲間はかなりいろいろありますが、これは元祖タネツケバナ。 日本全国の田んぼや水辺に生える在来種。 街では帰化植物の「ミチタネツケバナ...
6月

ヤブニンジン

ヤブニンジン (セリ科ヤブニンジン属)【藪人参】 (学名:Osmorhiza aristata) 林内の明るい日陰に生え、セリ科らしい羽状複葉の葉をもつ草です。 線香花火のようなまばらな白い小さな5弁花をつけますが、雌雄別花で、3つぐらいの...
1月

ハクセキレイ

ハクセキレイ (セキレイ科セキレイ属)【白鶺鴒】 (学名:Motacilla alba lugens) セキレイの仲間の中でも、一番眼にする機会の多い種類です。 遠目に似ている「セグロセキレイ」よりも、街中などでもよく見られます。 「セグロ...
12月

サザンカ

サザンカ (ツバキ科ツバキ属)【山茶花】 (学名: Camellia sasanqua) 「ツバキ」と並んで、冬の風景を彩る花ですが、元来熱帯系の樹で、野生では山口県や四国以南の分布であり、日本はツバキ科の分布北限のようです。 ツバキと比べ...
1月

コサギ

コサギ (サギ科)【小鷺】 (Egretta garzetta) いわゆる「白鷺」の代表で、東京近辺でもいちばん普通に見られる親しみあるサギです。 白鷺と俗称される鷺には、「コサギ」、「チュウサギ」、「ダイサギ」があり、「大中小」と安易なネ...
6月

ヒレハリソウ(コンフリー)

ヒレハリソウ(コンフリー) (ムラサキ科ヒレハリソウ属) (学名:Symphytum officinale) 英名の「コンフリー」が一番名前の通りがよいでしょう。 ヨーロッパから西アジア原産の草で、現地では古くから薬草として知られてきました...
野山の植物

マンサク

マンサク (マンサク科マンサク属)【満作】 (学名: Hamamelis japonica) 早春、他の木々がまだ葉もつけない時期に「まず咲く」という花です。 ねじれたテープ状のユニークな花弁は他にない形で、本州中部太平洋側以西から九州にか...
野山の植物

トサミズキ

トサミズキ (マンサク科トサミズキ属)【土佐水木】 (Corylopsis spicata) 早春、まだ木の葉が芽吹く前の冬枯れの林を彩るやさしい黄色。 土佐地方の山林が原産地ということですが、江戸時代に庭木としてもてはやされ、全国に広まっ...
6月

モンキチョウ

モンキチョウ (シロチョウ科)【紋黄蝶】 (Colias erate) 公園などでもポピュラーな、広く親しまれる蝶ですね。 昔、子供の頃の東京の街中では、圧倒的にモンシロチョウが多く、モンキチョウはややレアな蝶だった感じです。 今はモンシロ...
野山の植物

カワリハツ(ウグイスタケ)

カワリハツ(ウグイスタケ) (ベニタケ科) (学名:Russula cyanoxantha f. peltereaui) 狭山丘陵の里近く、雑木林の中にあちこちに生えていました。 うす緑がかった色と傘周辺部の条線が目立ちます。 このような色...
野山の植物

キツネノカミソリ

キツネノカミソリ (ヒガンバナ科ヒガンバナ属)【狐の剃刀】 (Lycoris sanguinea) 「ヒガンバナ」と同じリコリス属の花で、ヒガンバナ同様いきなり花が咲き出します。 その前に早春にはすでに葉が出て、他の草が繁る夏には葉が無くな...
野山の植物

ニガクサ

ニガクサ (シソ科ニガクサ属)【苦草】 (Teucrium japonicum) ちょっと「イヌゴマ」などにも似ていますが、これはもっと雑草的に街の川辺にも生えています。 シソ科らしい唇弁花ですが、この属は下唇弁が長く突き出し、上唇弁は小さ...
タテハチョウ科

オオムラサキ

オオムラサキ (タテハチョウ科)【大紫】 (Sasakia charonda) 日本の「国蝶」として知られるオオムラサキは、日本最大のタテハチョウです。 大きさと同時に重量感のある蝶なので、「ひらひら」というより「バサバサ」という感じで力強...
野山の植物

ノイバラ

ノイバラ (バラ科バラ属)【野茨】 (Rosa multiflora) 別名:ノバラ(野薔薇) 日本の野薔薇の代表的な種で、ほぼ雑草といっていいほど各地に自生します。 とはいえ、薔薇の接ぎ木の台木としてよく使われるそうなので、園芸の世界で地...
野山の植物

キツネアザミ

キツネアザミ (キク科キツネアザミ属)【狐薊】 (学名: Hemisteptia lyrata) 「ノアザミ」のように、春に咲くアザミもいくつかありますが、これはアザミのようでアザミ属でない、独自のキツネアザミ属です。 立ち姿がとてもスマー...
野山の植物

オオアマナ

オオアマナ (キジカクシ科オオアマナ属)【大甘菜】 (Ornithogalum umbellatum) ヨーロッパ原産の帰化植物で、園芸用が逸出して野生化しています。 「アマナ」の名がついていますが、「アマナ」とは別物で有毒植物。 どちらか...
野山の植物

ジュウニヒトエ

ジュウニヒトエ (シソ科キランソウ属)【十二単】 (Ajuga nipponensis) 十二ひとえの名は、幾重にも重なって咲く花を、古の女官装束に見立てたというものです。 その名を違えず日本固有種ですが、本州・四国の分布地である里山の環境...
野山の植物

キクタニギク(アワコガネギク)

キクタニギク (キク科キク属)【菊谷菊】 (Chrysanthemum seticuspe f. boreale) 別名:アワコガネギク(泡黄金菊) 主に東北から関東の太平洋側と近畿地方に分布する黄色の野菊です。 小さめの花がかたまって咲き...
10月

ヒメツルソバ

ヒメツルソバ (タデ科イヌタデ属)【姫蔓蕎麦】 (Persicaria capitata) 家の石垣や道路のコンクリート法面、駐車場の隅など、人里や街中の人工物のまわりによく見かけますが、もともと明治時代に園芸用に導入されたものです。 タデ...
12月

ゴンズイ

ゴンズイ (ミツバウツギ科ミツバウツギ属)【権萃】 (Euscaphis japonica) 「ゴンズイ」とい奇妙な名は諸説ありますが、魚の「ゴンズイ」から来ているといわれます。 魚の「ゴンズイ」は、毒針があるせいもあって一般に漁業や釣りの...
3月

ウバユリ

ウバユリ (ユリ科ウバユリ属)【姥百合】 (Cardiocrinum cordatum) ユリの仲間には違いないのですが、なんとも地味な花ではあります。 ユリとは思えない丸い大きな葉を付けますが、開花期には枯れ落ちてくることが多いので、歯(...
野山の植物

クサボケ

クサボケ (バラ科ボケ属)【草木瓜】 (Chaenomeles japonicae) 日本在来種のボケです。 日当たりのよい里山に春を告げる花ですね。 「クサ」という名ながら、小さくても低木です。 もっと大きな木のほうの「ボケ」は、中国伝来...