ヒメツルソバ (タデ科イヌタデ属)【姫蔓蕎麦】
(Persicaria capitata)
家の石垣や道路のコンクリート法面、駐車場の隅など、人里や街中の人工物のまわりによく見かけますが、もともと明治時代に園芸用に導入されたものです。
タデ科だけに、放っておいても勝手に増える強さで、庭園のグランドカバーとして重宝されていますが、もちまえの雑草的な強さで野生化しています。
ヒマラヤ原産とされ、金平糖に例えられる1cmぐらいの花がとても可愛らしく、けっこう密に咲くので見栄えがします。
まん丸な花は、「ミゾソバ」などと同様に、とても小さな花の集合体で、個々の花は5弁花です。
葉はタデらしく「ハ」の字の斑が入る場合も多く、晩秋には紅葉します。