トサミズキ (マンサク科トサミズキ属)【土佐水木】
(Corylopsis spicata)
早春、まだ木の葉が芽吹く前の冬枯れの林を彩るやさしい黄色。
土佐地方の山林が原産地ということですが、江戸時代に庭木としてもてはやされ、全国に広まったとのことです。
7-8段に吊り下がった独特の花をつけ、赤い葯が特徴です。
同属の「ヒュウガミズキ」によく似ていますが、花序が短く葯が黄色です。
葉は「ガマズミ」にも似ています。
それにしてもこの時期には、ロウバイからマンサク、サンシュユ、レンギョウなど、似た感じの黄色い花樹が続きますが、きっとこの時期の昆虫との関係などの意味があるんでしょうね。