ハナウド (セリ科ハナウド属)【花独活】
(Heracleum sphondylium var. nipponicum)
この手の似たようなセリ科の「ウド」類はいろいろありますが、これは夏前の5-6月に低地に咲きます。
関東以西の分布で、小川のほとりや林縁などの湿った感じのところに生育するようです。
花序の中の一つ一つの5弁花は周辺部で大きく、花弁が深く裂けてV字型になり、特に外周部を縁取る花弁は他の部分よりも大きくなります。
「シシウド」などと同様、大きなものでは2mぐらいになります。
同属の「オオハナウド」は亜高山性です。
また、「シャク」も似ていますが、葉も花ももっと細かく繊細になります。
【Youtube 山川草木図譜チャンネル】