12月

12月

ヒラタケ

ヒラタケ (担子菌類ヒラタケ科)【平茸】(Pleurotus ostreatus) 別名:カンタケ、アワビタケクヌギやコナラなどの倒木や枯れ木に、重なり合って生える木材腐朽菌で、冬場に生えるキノコです。半円形で大型になり、黒褐色から灰色で表...
12月

ハゼノキ

ハゼノキ (ウルシ科ウルシ属)【櫨の木】(Toxicodendron succedaneum)晩秋から冬の雑木林に鮮烈な赤色の紅葉が目立ちます。関東地方南部以西に自生しますが、かつて木蝋を採取するために栽培されていたものの野生化が多いといわ...
12月

ビワ

ビワ (バラ科ビワ属)【枇杷】(Eriobotrya japonica)あの果物の「ビワ」ですが、原産地は中国南西部で、日本では四国や九州に自生するようですが、古い時代に渡来して野生化したもののようです。常緑の高木で、独特の濃緑色の光沢ある...
12月

イイギリ

イイギリ (ヤナギ科イイギリ属)【飯桐】(Idesia polycarpa) 別名:ナンテンギリ秋から冬に見られる赤い実が綺麗で、鳥たちの格好の餌にもなります。大きな葉が「キリ」に似ていますが、キリ科ではなくヤナギ科でイイギリ属の一属一種で...
3月

ヒマラヤスギ

ヒマラヤスギ (マツ科ヒマラヤスギ属)【ヒマラヤ杉】(Cedrus deodara)公園や学校の巨大樹の定番ですが、最近はあまり流行らないのか新しい公園などでは少ないようですが、昔は何故か大病院によく見られました。日本には、明治12年に渡来...
12月

ウダイカンバ

ウダイカンバ (カバノキ科カバノキ属)【鵜松明樺】(Betula maximowicziana) 別名:マカバ日本に自生しているカバノキ類の中で最も大きくなる種類で、大きなものでは樹高30m、直径1mに達するそうです。北海道から本州中部以北...
12月

ヤツガダケトウヒ

ヤツガダケトウヒ (マツ科トウヒ属)【八ヶ岳唐檜】(Picea koyamai) 別名:ヒメマツハダ近縁種の「ヒメバラモミ」同様、氷河期遺存種とみられる日本特産の針葉樹で、八ケ岳の西岳と南アルプスの海抜1000-2000mの一部にのみ分布し...
12月

モミジバフウ

モミジバフウ (APG:フウ科フウ属)(マンサク科)【紅葉葉楓】(Liquidambar styraciflua) 別名:アメリカフウ都市の街路樹としてよく使われるアメリカ原産の落葉樹です。中国原産の「フウ」の葉が3裂なのに対して5-7裂で...
12月

ヒメバラモミ

ヒメバラモミ (マツ科トウヒ属)【姫荊棘樅】(Picea maximowiczii)山岳地の針葉樹としてメジャーな「トウヒ」の仲間ですが、奥秩父・八ヶ岳と南アルプス北東部に分布する希少種で、現在の成木は1,000-2,000ほどしかないとさ...
3月

イヌシデ

イヌシデ (カバノキ科クマシデ属)【犬四手】(Carpinus tschonoskii)丘陵地の雑木林に「クヌギ」や「コナラ」とともに多く生える落葉樹です。幹は灰色で独特の縦縞模様が入り綺麗です。には12-15対の側脈がはっきりと入り不揃い...
3月

クヌギ

クヌギ (ブナ科コナラ属)【櫟、椚木】(Quercus acutissima)「コナラ」と並んで関東地方の雑木林の代表樹です。古代より人との関わりが深く、狩猟採集時代には食料としてのドングリとして、また成長が早いので材木や薪炭として里山の重...
12月

フウ

フウ (APG:フウ科フウ属)(マンサク科)【楓】(Liquidambar formosana) 別名:タイワンフウ公園や街路樹に植えられる落葉樹で、「プラタナス」に良く似たトゲトゲの球状の果実をぶら下げます。原産は中国、台湾で、江戸時代に...
12月

ヤマウルシ

ヤマウルシ (ウルシ科ウルシ属)【山漆】(Toxicodendron trichocarpum)全国の低山や丘陵地に生え、幹の上部から横に放射状に枝を伸ばし、奇数羽状複葉の葉をつけます。小葉は先端のほうが大きく下のほうが小さく4-8対となっ...
12月

アオハダ

アオハダ (モチノキ科モチノキ属)【青肌】(Ilex macropoda)全国の丘陵地や山地の雑木林に生える落葉高木です。とはいっても最大10-15mほどまでで、いわゆる「巨樹」にはなりません。樹皮はわりあい滑らかで「エノキ」に似た感じです...
12月

ウチワゴケ

ウチワゴケ (シダ植物コケシノブ科アオホラゴケ属)(Crepidomanes minutum)「コケ」の名がついていますが、れっきとした常緑性のシダ植物です。山地の森林の中の湿った樹皮や岩上に、まさに苔のように群生します。丸い葉は掌状に多く...
6月

モミジバスズカケ

モミジバスズカケノキ (スズカケノキ科スズカケノキ属)【紅葉葉鈴懸】(Platanus × hispanica)街路樹として広く見られる、いわゆる「プラタナス」です。全て外来種であるプラタナスには「スズカケノキ」「アメリカスズカケノキ」があ...
野山の植物

ヤツデ

ヤツデ (ウコギ科ヤツデ属)【八手】(Fatsia japonica)庭木や家の裏路地などいたるところで見られますが、自生する場所は関東以西の海岸から山林です。いわゆる陰樹の低木なので、「アオキ」や「マンリョウ」「カクレミノ」などとともに日...
12月

ミズメ

ミズメ (カバノキ科カバノキ属)【水芽】(Betula grossa)別名:ヨグソミネバリ(夜糞峰榛)、アズサ(梓)岩手県以南から九州までの山岳地に分布し、ブナ帯あたりに生える高木です。「ダケカンバ」や「シラカンバ」などと同科ですが、カバノ...
12月

コバノセンナ

コバノセンナ (マメ科カワラケツメイ属)【小葉旃那】(Senna pendula)(Cassia coluteoides) カッシアブラジルやアルゼンチンあたりの南米原産で、「カッシア」の名で園芸用に植えられている何種かのひとつです。「ハナ...
9月

カクレミノ

カクレミノ (ウコギ科カクレミノ属)【隠蓑】(Dendropanax trifidus)庭木や公園木として何処にでも見られる常緑樹ですが、自生分布は関東南部以西で、暖地の海岸に近い照葉樹林に生える木です。「ヤツデ」にも似た3-5裂した葉が印...
6月

リョウブ

リョウブ (リョウブ科リョウブ属)【令法】(Clethra barbinervis)庭木にもよく使われる樹木で、真夏に多くの花を咲かせます。花は小さな白い5弁花で、長い穂状の花序となります。多くの花が少なくなった季節に咲くので、たくさんの昆...
12月

オギ

オギ (イネ科ススキ属)【荻】(Miscanthus sacchariflorus)「ススキ」にそっくりで同時期のため、全部「ススキ」で済ませてしまうことが多いのですが、ススキ以上によく出会う植物です。ススキよりも湿地性で水辺や沼沢地に群生...
12月

シシラン

シシラン (シダ植物門シシラン科シシラン属)【獅子蘭】(Vittaria flexuosa)一見、「ヤブラン」や「ノシラン」のようなキジカクシ科植物のように見える葉ですが、「シュンラン」などのランでもなくシダ植物です。常緑の単葉シダで、湿っ...
12月

オオシラガゴケ

オオシラガゴケ (蘚類シラガゴケ科シラガゴケ属)【大白髪苔】(Leucobryum scabrum)林内の日陰ながら薄日がさすようなところに生え、長さ5-10cmほどになる大型のコケです。独特の白緑色でちょっと「サルオガセ」や「ハナゴケ」の...
野山の植物

アオネカズラ

アオネカズラ (シダ植物ウラボシ科アオネカズラ属)【青根葛】(Goniophlebium niponicum)青白い根茎が特徴的な一回羽状単葉の冬緑性シダです。湿度の高い岩場や樹木に着生し、垂れ下がる形で生えます。南方系の植物であり、関東西...
野山の植物

フユイチゴ

フユイチゴ (バラ科キイチゴ属)【冬苺】(Rubus buergeri)キイチゴの仲間ですが、晩秋から冬に実が生るので冬イチゴ。つる性で地面を這うように生え、ツタのような感じになります。葉は深い緑で光沢があり、ごく浅い3裂型ですが小さい葉は...
12月

ホソバヒイラギナンテン

ホソバヒイラギナンテン (メギ科メギ属)【細葉柊南天】(Berberis fortunei)名前の通り「ヒイラギナンテン」の細葉タイプです。しかし全くの別種で、ヒイラギナンテンの花期が春なのに対して、こちらは秋から冬に咲きます。羽状複葉の葉...
12月

ナキリスゲ

ナキリスゲ (カヤツリグサ科スゲ属)【菜切菅】(Carex lenta)関東から中部以南に普通に広く生える雑草で、スゲの仲間では珍しく秋に花穂をつけます。花茎には1~3個の小穂をつけ、小穂は雌花が並んでつき、先端に短い雄花部が突き出ます。分...
12月

ノガリヤス

ノガリヤス (イネ科ノガリヤス属)【野刈安】(Deyeuxia brachytricha)秋の草地に似たような種類がたくさんあるイネ科の雑草で、路傍でももっとも普通に見られるものですが、これは林内にも生育します。類似のイネ科で林内に生育する...
野山の植物

ヤマイタチシダ

ヤマイタチシダ (シダ植物オシダ科)【山鼬羊歯】(Dryopteris bissetiana)林下や林縁に生える常緑性のシダで、本州から九州の山地や丘陵に分布します。最下羽片の下側第1小羽片が大きい特徴があり、小羽片の縁がやや裏側に巻き込む...
6月

イワトラノオ

イワトラノオ (シダ植物チャセンシダ科)【岩虎の尾】(Asplenium tenuicaule)ほぼ全国の山中の沢沿いなど、いかにもシダが生えそうな湿って苔むした岩に生える小型の常緑性シダです。細かく切れ込んだ葉が繊細で個人的に好感度の高い...
3月

コナラ

コナラ (ブナ科コナラ属)【小楢】(Quercus serrata)「クヌギ」と並んで日本の里山雑木林の代表のような樹種で、代表的ドングリでもある樹木ですが、その花は恥ずかしながら知りませんでした。里山の林床にニリンソウなどが咲きだすころ、...
3月

シラカシ

シラカシ (ブナ科コナラ属)【白樫】(Quercus myrsinifolia)福島県以南の東日本に多く、関東地方の照葉樹の代表ともいえる樹種です。公園や庭木にも多く使われるので東京近辺では一番眼にする樫の木。類似の「アラカシ」に比べて幹の...
12月

カルガモ

カルガモ (カモ科マガモ属)【軽鴨】(Anas zonorhyncha)都市近郊や街中で一番見かける鴨で、留鳥であり季節移動があまりないので眼にする機会が多いようです。都市環境に適応しているせいか、都心の公園や庭園で繁殖し、子供を連れて歩い...
12月

クスノキ

クスノキ (クスノキ科ニッケイ属)【樟、楠】(Cinnamomum camphora)東海・東南海地方、四国、九州に分布する暖地系の照葉樹で、史前帰化植物とされています。そのため、九州以外では山奥に生育することは少なく、野生の分布は太平洋側...
12月

シキザクラ

シキザクラ (バラ科サクラ属)【四季桜】(Cerasus × subhirtella ‘Semperflorens’)エドヒガンとマメザクラの交雑種といわれる園芸品種です。いわゆる「冬桜」で、11月ごろと3月ごろの二度咲きです。花はピンク色...
12月

フユザクラ(コバザクラ) 

フユザクラ(コバザクラ) (バラ科サクラ属)【冬桜】(Cerasus parvifolia 'Fuyu-zakura')「冬桜」というと、「ジュウガツザクラ」や「シキザクラ」「コブクザクラ」など冬に開花する桜の総称として使われますが、狭義の...
12月

イチゴノキ

イチゴノキ (ツツジ科イチゴノキ属)【苺の木】(Arbutus unedo)神保町の街角で植えられていた低木の横を通ると白い花が。12月というのに「アセビ」の返り咲きかな?と思いましたが、花の形が妙にエラの張った壺型で、葉が厚手でしっかりし...
12月

ツボサンゴ

ツボサンゴ (ユキノシタ科ツボサンゴ属)(Heuchera sanguinea) 別名:ヒューケラアメリカ南部からメキシコ北部の山岳地原産のヒューケラ属の園芸植物です。ユキノシタ科らしい斑入りの葉が綺麗なので花もさることながら観葉に植えられ...
野山の植物

キミノセンリョウ

キミノセンリョウ (センリョウ科センリョウ属)【黄実千両】(Sarcandra glabra f. flava)「センリョウ」の黄色い実がなる品種で、もちろん庭木などに植栽されるのですが、品種改良で作られたものではなく天然在来の品種だそうで...