リョウブ (リョウブ科リョウブ属)【令法】
(Clethra barbinervis)
庭木にもよく使われる樹木で、真夏に多くの花を咲かせます。
花は小さな白い5弁花で、長い穂状の花序となります。
多くの花が少なくなった季節に咲くので、たくさんの昆虫が集まります。
葉は枝先に集まってつき、やや先太りの楕円形で鋭く尖った鋸歯があります。
若葉は食用となるため、昔は救荒作物として田畑の周辺に植えられたそうです。
幹の表面は「サルスベリ」や「ナツツバキ」に似て迷彩塗装のような独特の肌目をもち、材は緻密で堅いので材木として利用されます。