ヤマウルシ (ウルシ科ウルシ属)【山漆】
(Toxicodendron trichocarpum)
全国の低山や丘陵地に生え、幹の上部から横に放射状に枝を伸ばし、奇数羽状複葉の葉をつけます。
小葉は先端のほうが大きく下のほうが小さく4-8対となっています。
葉は成木ではほぼ全縁ですが幼木では粗い鋸歯があります。
樹液はかぶれる成分を含むので注意が必要です。
雌雄異株で、初夏に黄緑色の花をつけます。
晩秋には、近似の「ハゼノキ」ほどではないですが真っ赤な紅葉となり、冬枯れの雑木林のなかでひときわ目立っています。