ミヤマミミナグサ (ナデシコ科ミミナグサ属)【深山耳菜草】
(Cerastium schizopetalum var. schizopetalum)
高山帯や亜高山帯の岩場や礫地に生育し、背の低い株立になります。
長楕円形の葉は対生で中央に脈があり、茎は紫色を帯びることが多いようです。
5枚の花弁は2裂し、さらにその裂片先端が2-3裂します。
類似する「タカネミミナグサ」の花弁は2裂するだけで、草体がやや大きめです。
花柄には腺毛が密生し、茎にも毛が生えています。
本州中部の山岳に分布し、特に南アルプスや八ヶ岳に多く見られるようです。