季節別

野山の植物

ナギナタコウジュ

ナギナタコウジュ (シソ科ナギナタコウジュ属) (学名:Elsholtzia ciliata ) いかにもシソ科らしい草だが、近縁の「カワミドリ」などとも似ている。 シソ科の中でも花は小さなほうだが、最大の特徴は、花が花序の片側に揃ってつく...
野山の植物

カメバヒキオコシ

カメバヒキオコシ (シソ科ヤマハッカ属)【亀葉引き起こし】 (Isodon umbrosus var. leucanthus f. kameba) 葉が亀の甲羅と尾のように見えるので「亀葉」といわれる。 (学名のラテン名まで「kameba」...
野山の植物

クサノオウ

クサノオウ (ケシ科クサノオウ属)【草の王】 (Chelidonium majus subsp. asiaticum) 全草に約21種のアルカロイド成分を含み有毒。 葉や茎を切ると黄色い樹液がでてきて、いかにも毒そうである。 同時に昔から皮...
高山植物

ミヤマキンポウゲ

ミヤマキンポウゲ (キンポウゲ科キンポウゲ属)【深山金鳳花】 (Ranunculus acris subsp. nipponicus) 雪渓や湿原、沢のわきなどに多い高山植物。丸みと光沢のある花と細い葉が特徴です。 普通の「キンポウゲ(ウマ...
12月

ユリノキ

ユリノキ (モクレン科ユリノキ属)【百合の木】 (学名: Liriodendron tulipifera) 所沢航空公園で、以前から懸案の「ユリノキ」の花を撮影してきました。 見上げるところにたくさん花が咲いているのですが、遠くを下から見て...
3月

ムラサキケマン

ムラサキケマン (ケシ科キケマン属)【紫華鬘】 (Corydalis incisa) 迂闊なことに、以前はこれはシソ科とばかり思っていました。 花の形からの連想ですが、実はケシ科だったんですね。 全草有毒。 白花で僅かに紫が残るものは「シロ...
6月

アマドコロ

アマドコロ (APG:キジカクシ科アマドコロ属)(ユリ科)【甘野老】 (学名: Polygonatum odoratum) 春の里山で、小さな釣り鐘状のユリの花が連なってとても可愛い花です。 近い種類の「ナルコユリ」や「ホウチャクソウ」と混...

カキドオシ

カキドオシ (シソ科カキドオシ属)【垣通】 (Glechoma hederacea subsp. grandis) 日本全国どこにでもある雑草ですが、独特の形の花はよく見るとたいへん綺麗。 繁殖力が強く、夏になると茎が伸びてつる草のようにな...
3月

ヒオドシチョウ

ヒオドシチョウ(タテハチョウ科) (緋縅蝶・学名Nymphalis xanthomelas) いかにもタテハチョウらしい、渋い美しさで、日向で見るととても綺麗。 「エルタテハ」とそっくりですが、後翅のへりに綺麗な水色の縁取りが入ります。 大...
高山植物

トウヤクリンドウ

トウヤクリンドウ(リンドウ科リンドウ属)【当薬竜胆】 (学名:Gentiana algida) 独特のうす黄色の風情ある高山リンドウですが、日当たりのあるときしか開花せず、曇りやガスの日、朝方や夕方にはつぼんでいます。 なかなか開いた状態を...
野山の植物

ノウルシ

ノウルシ (トウダイグサ科)(野漆) (学名:Euphorbia adenochlora) 埼玉県さいたま市田島ヶ原サクラソウ自生地のノウルシ。 茎葉に傷をつけるとウルシ(漆)に似た白乳液が出ることからきている有毒植物の一つ。 「サクラソウ...
野山の植物

サクラソウ

サクラソウ (サクラソウ科サクラソウ属)【桜草】 (Primula sieboldii) 国指定特別天然記念物の田島ヶ原サクラソウ自生地を見てきました。 4/19日には恒例のさくら草祭りが開催されるそうですが、すでにほぼ最盛期なのかもしれま...
野山の植物

ヒキノカサ

ヒキノカサ(キンポウゲ科キンポウゲ属)【蛙の傘】 (Ranunculus ternatus) 国指定特別天然記念物のサクラソウ自生地の原にところどころ「サクラソウ」の群落が点在している中に、「ヒキノカサ」というキンポウゲが生えています。 普...
高山植物

ツガザクラ

ツガザクラ (ツツジ科ツガザクラ属)【栂桜】 (Phyllodoce nipponica) 高山に咲くツツジ科の小花はいろいろなものがありますが、これはたいへん小型でこぢんまりした種類です。 小さくても草ではなく低木で、岩の陰に小さく固まっ...
6月

グンナイフウロ

グンナイフウロ (フウロソウ科フウロソウ属)【郡内風露】 (Geranium onoei) 浅間外輪の池の平湿原に向かう山道わきの林下に咲く、一群の可憐な紫の花。 フウロソウの仲間の中でも、これは花が散状ににぎやかに咲く種類です。 ここの花...
野山の植物

ギンバイソウ

ギンバイソウ (APG:アジサイ科ギンバイソウ属)(ユキノシタ科)(銀梅草) (Deinanthe bifida) 御岳山の沢沿いの林下の路傍にひっそりと目立たない草。 アジサイの咲きかけと思い、一応ぞんざいに写真を一枚だけ撮っていました。...
野山の植物

リンドウ

リンドウ (リンドウ科リンドウ属)【竜胆】 (Gentiana scabra var. buergeri) 秋の低山ハイキングで見る野草の代表格ですが、里山や水田周辺では日当たりの良い草地が減っていることで少なくなっているそうです。 そうい...
野山の植物

ミヤマシキミ

ミヤマシキミ (ミカン科ミヤマシキミ属)【深山樒】 (Skimmia japonica) 「シキミ」の名が付きますが「シキミ」とは全くの別科で、枝葉の様子が似ているということによるようです。 宮城県以南から九州にかけての低山に分布する低木で...
野山の植物

フシグロセンノウ

フシグロセンノウ(ナデシコ科センノウ属)【節黒仙翁】 (Lychnis miqueliana) 不思議な名前の花だが、やや薄暗い林下でこの色の大きめの花は、はっとする感じのインパクトがあります。 独特な感じのオレンジ色は、他に有りそうであま...

カタクリ

カタクリ (ユリ科カタクリ属)【片栗】 (Erythronium japonicum) 早春の里山を彩る「スプリング・エフェメラル」の代表ともいえる花ですね。 特に、上越など雪国では雪解け後の群生地で一斉に開花して、見事な大群生となることが...

キバナノコマノツメ

キバナノコマノツメ (スミレ科スミレ属)【黄花の駒の爪】 (Viola biflora) 「黄花の駒の爪」という、「スミレ」という名がつかないスミレ。 「コマノツメ」とは、腎円形の葉の形状が馬の蹄(駒の爪)に似ていることからついたということ...
3月

エイザンスミレ

エイザンスミレ (スミレ科スミレ属)【叡山菫】 (Viola eizanensis) スミレ類としては異質の、細裂した独特な葉を持つ種類です。 同様に細裂する「ヒゴスミレ」に比べて葉は幅広く基本3裂します。 花の色が、白に近いものから紅色に...
3月

マルバスミレ

マルバスミレ (スミレ科スミレ属)【丸葉菫】 (Viola keiskei) 全体に丸っこくまとまっているので可愛い印象の、園芸種のスミレに似た白花。 花の色がほぼ純白なので、他の白っぽいスミレとひと目で違う感じがします。 葉がこぢんまりと...
3月

ナガバノスミレサイシン

ナガバノスミレサイシン (スミレ科スミレ属)【長葉菫細辛】 (Viola bissetii) 「長葉」というように、長めの葉をもつ、花弁も長い大柄なスミレ。 近縁の「スミレサイシン」は、日本海側の地方に分布し、「ナガバ」は太平洋側に分布する...
3月

コスミレ

コスミレ (スミレ科スミレ属)【小菫】 (Viola japonica) 「小菫」というものの、別に小さくはない。 というより、スミレ全般の中ではむしろ大きい方でしょう。 長めの花弁がちょっとまとまりなく、株がかたまって茂る傾向があるようで...

ヒメスミレ

ヒメスミレ (スミレ科)【姫菫】 (Viola inconspicua subsp. nagasakiensis) とても小さくて単独で生えるのであまり目立たないスミレです。 個体によってはかなり大きくなりますが、多くは道路や舗装の隙間、空...
3月

シロヤブケマン

シロヤブケマン (ケシ科キケマン属)【白藪華鬘】 (Corydalis incisa f. pallescens) 「ムラサキケマン」の一品種で、花が白く一部が淡く紫のもの。 一部の紫もなくすべて白色のものは特に「ユキヤブケマン」と称される...
3月

ジロボウエンゴサク

ジロボウエンゴサク (ケシ科キケマン属)【次郎坊延胡索】 (Corydalis decumbens) ムラサキケマンに似た同類の花ですが、こちらは個々の花が大きめで直線的で、ばらばらとまばらに咲く感じです。 ケマンとの違いは、葉を見れば一目...
3月

ノジスミレ

ノジスミレ (スミレ科スミレ属)【野路菫】 (Viola yedoensis) 人里のすみれの中でもポピュラーなもので、路傍や田畑や土手などに生える無茎型のスミレ。 「スミレ」によく似ていますが、葉がもっと剣型で平たく生えます。 よく言われ...

アリアケスミレ

アリアケスミレ(スミレ科スミレ属)【有明菫】 (Viola betonicifolia var. albescens) いわゆる「スミレ」に似た、無茎種のスミレで、花が白~うす紫です。 白地に紫条がくっきりと入るパターンが多いようです。 葉...
3月

ツボスミレ(ニョイスミレ)

ツボスミレ (ニョイスミレ) (スミレ科スミレ属)【坪菫】【如意菫】 (Viola verecunda) 田んぼまわりや雑木林縁などの人里に多く、湿った地面に生育するポピュラーな小柄なスミレ。 小さな白い花に紫の筋が入り、なかなか綺麗だが小...
9月

キバナアキギリ

キバナアキギリ (シソ科アキギリ属)【黄花秋桐】 (Salvia nipponica) 学名「Salvia nipponica」で、まさにその名も「日本のサルビア」です。 シソ科の典型的なワニグチのようなかたちに、蛇の舌のように雌しべがペロ...
9月

キバナノツキヌキホトトギス

キバナノツキヌキホトトギス (ユリ科ホトトギス属)【黄花突抜杜鵑草】 (Tricyrtis perfoliata) 深大寺の調布市野草園に、山野草の鉢植えがいくつか並べてありました。 その中に黄色い花の吊り下がりのホトトギスが。 「タマガワ...
9月

キツネノマゴ

キツネノマゴ (キツネノマゴ科キツネノマゴ属)【狐の孫】 (Justicia procumbens) 何処にでもある雑草ではありますが、街中というより自然の豊かなところに多い、よく見ると可憐な花です。 あまりに小さいので個々の花をよく見る機...
9月

クコ

クコ (ナス科)【枸杞】 (学名:Lycium chinense) クコ(枸杞)の花。 控えめな色彩で渋いですね。 中国原産で、実は中華デザートなどでおなじみ。 木は長い枝がよく茂り繁殖力も強いようで、外来帰化植物として分布を広げているそう...
野山の植物

ヌメリササタケ?

ヌメリササタケ?(フウセンタケ科) 当たっていれば食用 標高約2000mの針葉樹林内。
野山の植物

ニシキタケ

ニシキタケ(ベニタケ科) シラビソなどの苔むした針葉樹林の林床。 北沢峠 標高約2000m ニシキタケで合っていれば食用。
野山の植物

ウスタケ

ウスタケ(ラッパタケ科) ひと目見たら忘れない特徴的なキノコ。 針葉樹林の中の平地に生えていました。 軽い毒性あり。 (北沢峠 標高約2000m)
9月

ホタルガ

ホタルガ (マダラガ科)【蛍蛾】 (学名:Pidorus glaucopis) 昼間飛び回る蛾で、なかなかお洒落な出で立ちです。 黒ベースに赤い頭で、ホタルに似ているので「蛍蛾」という名前ですが、実際にホタルへの擬態であるという説があります...
野山の植物

クサギ

クサギ (シソ科クサギ属)【臭木】 (Clerodendrum trichotomum) 葉をちぎって揉むと独特の臭さがあるという名称ですが、「テイカカズラ」にもちょっと似た、厚手の花が特徴的で、花はすばらしい芳香を放ちます。 実は赤黒の独...