ノハカタカラクサ (ツユクサ科ムラサキツユクサ属)【野博多唐草】
(Tradescantia fluminensis) 別名:トキワツユクサ(常磐露草)
南アメリカ原産の帰化植物で要注意外来生物指定。
神保町の歩道にも、毎年あちこちに増えている気がします。
5月から咲く白い花は、小さく整った三角形で可愛いのですが、着々と日本の生態系に侵入しています。
広義の「トキワツユクサ」も、調べてみるといろいろあるようです。
小型で花茎が紫になる狭義のトキワツユクサが「ノハカタカラクサ」、より大型で花茎が緑の「ミドリハカタカラクサ」、花茎が緑でうんと大型の「オオトキワツユクサ」に大別されるようです。
いずれも園芸品種が逸出帰化たもので「ノハカタカラクサ」が原種に近いものみたいです。
「オオトキワツユクサ」「ミドリハカタカラクサ」は斑入りの園芸種が緑葉に先祖返りしたもので、結実せず不稔性のようです。
園芸改良して大型で不稔性ということは、3倍体なのかもしれませんね。
【Youtube 山川草木図譜チャンネル】