アマナ (ユリ科アマナ属)【甘菜】
(Amana edulis)
「ヒロハノアマナ」と比べると、東北南部以南の全国に分布してポピュラーな種類ですが、環境の変化で分布は減っているようです。
「ヒロハノアマナ」よりも花がやや小ぶりで、内側にも薄茶の条線が入っています。
また、花茎の中間にある「苞」が、3本ではなく2本で幅広になります。
これも「スプリングエフェメラル」の一種となります。
「アマナ(甘菜)」の名は、食用になる球根に甘みがあるため呼ばれるようになったそうで、昔は里山に生える貴重な食物として利用されていたようです。
全国22の県で絶滅危惧種指定
東京都 :絶滅危惧Ⅱ類(VU)
アマナ - かつては食用とされた春の妖精 – 【山川草木図譜チャンネル】