イカリソウ (メギ科)【碇草、錨草】
(Epimedium grandiflorum var. thunbergianum)
深海のクラゲか宇宙生物かという、ちょっと理解しづらい形状の花です。
4本の触手のように突き出ているのは花の「距」で、上にかぶっているのは「萼片」で、花弁は下です。
精力剤としての生薬成分として有名です。
葉が、3つに枝分かれした先に3枚ずつつけるので「三枝九葉草」という別名があるそうです。
花色が濃ピンクから純白までの中間段階がいろいろで、白花もありますが特に品種とはしていないようです。
太平洋側に多く分布し、日本海側では白花で常緑性の「トキワイカリソウ」や黄花の「キバナイカリソウ」が多いようです。