ミヤママスタケ (担子菌類ツガサルノコシカケ科)【深山鱒茸】
(Laetiporus montanus)
「サルノコシカケ」的に、立木や枯れ木の幹に何段にも重なり生える木材腐朽菌。
鮮やかな朱色の大型のキノコで、森の中で異様な存在感を示しています。
名前は、鱒の魚肉に色が似ていることから「鱒茸」と。
山地から亜高山帯の主に針葉樹に生え、下面は黄色っぽくなります。
ずっと同一視されてきて近年別種とされた「マスタケ」では、主に広葉樹に生え傘裏が白っぽくなります。
いずれも食用とされてきましたが、老菌や加熱不十分では中毒を起こすようで、海外では毒キノコとされているそうです。