ヨブスマソウ (キク科コウモリソウ属)【夜衾草】
(Parasenecio robustus)
似たようなものの多い「コウモリソウ」の仲間ですが、これは北海道に分布し、山中の湿った林下に生育します。
北関東以北の本州にも分布とされていましたが、それらは「オオバコウモリ」や「オクヤマコウモリ」であるとされるようになったようです。
上記2種よりもかなり大型で高さ2m以上にもなり、葉柄に翼があり、基部が耳状に茎を抱くとされます。
三角状の鉾形の葉には鋸歯があり、裂片の先は短く尾状に伸びます。
花は大型の円錐花序で、6-9個の小花からなる頭花を多数つけます。
ヨブスマ(夜衾)は「ムササビ」のことで、葉の形からの由来のようです。
若葉は山菜として食用にされます。
「ヨブスマソウ」として名札がついていましたが、地元の株とすれば「オオバコウモリ」あたりかもしれませんん。
芽出しからすぐの株なので、まだ形態が定まっていないかもしれないのでなんともいえませんが…