長岡市

野山の植物

エゾユズリハ

エゾユズリハ (ユズリハ科ユズリハ属)【蝦夷譲葉】 (Daphniphyllum macropodum subsp. humile) 「ユズリハ」の積雪地帯亜種で、中部以北の本州日本海側と北海道に分布。 ユズリハは普通幹が一本立で高さが10...

ヒメアオキ

ヒメアオキ (アオキ科アオキ属)【姫青木】 (Aucuba japonica var. borealis) 「アオキ」の日本海側多雪地帯型の変種とされ、豪雪地の環境や季節サイクルに特化した小型の種類です。 太平洋側の「アオキ」とほぼ同じです...
野山の植物

ミチノクエンゴサク

ミチノクエンゴサク (ケシ科キケマン属)【陸奥延胡索】 (Corydalis capillipes) 別名:ヒメヤマエンゴサク 「スプリング・エフェメラル」のひとつで、「ヤマエンゴサク」や「オトメエンゴサク」に似た仲間ですが、はるかに小型の...
野山の植物

イワフネタチツボスミレ

イワフネタチツボスミレ (スミレ科スミレ属)【岩船立坪菫】 (V. kusanoana × V. rostrata) 「オオタチツボスミレ」と「ナガハシスミレ」の交雑種で、両者が混生する日本海側地域ではわりあい普通に見られるようです。 雑種...
両生類

ニホンアマガエル

ニホンアマガエル (アマガエル科)【日本雨蛙】 (Dryophytes japonica) カエルの中でもだいたい万人に好感をもたれる種類でしょう。 田園風景の中で身近に存在し、漫画やイラスト、キャラクターの素材となることが多いので自然と親...
野山の植物

タヌキラン

タヌキラン (カヤツリグサ科スゲ属)【狸蘭】 (Carex podogyna) 妙な名前の草ですが「ラン」ではありません。 山地の湿った斜面や岩場に生育するスゲ類の多年草です。 茎先につける小穂の上部先端のものは雄性で、その下に細い柄で2-...

リュウキンカ

リュウキンカ (キンポウゲ科リュウキンカ属)【立金花】 (Caltha palustris var. nipponica) 早春の雪解け後から初夏にかけ湿地や浅い水辺に咲くビタミンカラーの目立つ花です。 尾瀬では「ミズバショウ」とセットで咲...
野山の植物

ユキツバキ

ユキツバキ (ツバキ科ツバキ属)【雪椿】 (Camellia rusticana) 椿の原種のひとつである「ヤブツバキ」が青森以南の太平洋側照葉樹林に分布するのに対し、東北から北陸の日本海側多雪地に分布するのがユキツバキです。 豪雪に埋もれ...
野山の植物

コシノカンアオイ

コシノカンアオイ (ウマノスズクサ科カンアオイ属)【越の寒葵】 (Asarum megacalyx) 「越の」という名が付けられているように、新潟県から秋田南部にかけての日本海側、福島県西部、長野県北部に分布するカンアオイです。 多雪地帯に...
野山の植物

マルバマンサク

マルバマンサク (マンサク科マンサク属)【丸葉満作】 (Hamamelis japonica var. discolor f. obtusata) 主に太平洋側に咲く「マンサク」の多雪地寒冷地型変種で、東北地方~鳥取県の日本海側に分布します...

コシノコバイモ

コシノコバイモ (ユリ科バイモ属)【越の小貝母】 (Fritillaria koidzumiana) 「バイモ属」は「クロユリ」や「アミガサユリ(バイモ)」を含むグループですが、中でもコバイモの仲間は小さく地味な可憐さでマニアックな人気をも...

オクチョウジザクラ

オクチョウジザクラ (バラ科サクラ属)【奥丁字桜】 (Cerasus apetala var. pilosa) 日本海側の多雪地帯に自生分布する野生種で、太平洋側に分布する「チョウジザクラ」の変種とされます。 チョウジザクラよりも花弁が大き...

ホクリクネコノメ

ホクリクネコノメ (ユキノシタ科ネコノメソウ属)【北陸猫の目】 (Chrysosplenium fauriei) 島根県以北~新潟県にかけて日本海側の低山に分布し林下の沢沿いの湿地に生えるネコノメソウです。 苞は鮮やかな黄色で、薄暗く湿った...
野山の植物

アズマシロカネソウ

アズマシロカネソウ (キンポウゲ科シロカネソウ属)【東白銀草】 (Dichocarpum nipponicum) アズマシロガネソウ 「トウゴクサバノオ」などサバノオ類と同属の仲間で、植物体の形や花も似ていますが、淡黄色の花びら(萼片)の外...
6月

オオタチツボスミレ

オオタチツボスミレ (スミレ科スミレ属)【大立坪菫】 (Viola kusanoana) 低山から亜高山までの林縁に生えるスミレで、北海道から九州まで見られますが日本海側の多雪地に分布します。 花は「タチツボスミレ」とほぼ同様ですが距が白く...
3月

ナニワズ

ナニワズ (ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属)【難波津】 (Daphne jezoensis) 別名:ナツボウズ 同じナツボウズ(夏坊主)の名をもつ「オニシバリ」とそっくりで、同様に夏には葉を落としてしまいます。 オニシバリよりも大きめの葉で先...
野山の植物

スギナ(ツクシ)

スギナ (シダ植物トクサ科トクサ属)【杉菜】 (Equisetum arvense) ツクシ【土筆】 身近な春の風物詩である「ツクシ」です。 シダ植物には、光合成を行なう栄養葉と胞子をつける胞子葉とが分かれるものが多いですが、スギナほどにま...
3月

フキ

フキ (キク科フキ属)【蕗】 (Petasites japonicus) いわゆる「フキノトウ」のフキです。 早春の風物詩であり、山菜の代表のようなものですが根茎は有毒であり、フキノトウの可食部にも灰汁抜きをしないと有毒アルカロイドを含みま...
6月

ムラサキコマノツメ

ムラサキコマノツメ (スミレ科スミレ属)【紫駒の爪】 (Viola verecunda f. violascens) 「ツボスミレ(ニョイスミレ)」の紫色品種で、白いツボスミレに混ざって現れるようです。 この株も普通の白色のものと同居して咲...

ネコノメソウ

ネコノメソウ (ユキノシタ科ネコノメソウ属)【猫の目草】 (Chrysosplenium grayanum) 春の低山の沢や湿地に生えるネコノメソウは、どこが猫の目なのか怪しんでいましたが、花後の種(果実)ができたときの状態が猫の目のようだ...
3月

ザゼンソウ

ザゼンソウ (サトイモ科ザゼンソウ属)【座禅草】 (Symplocarpus foetidus var. latissimus) サトイモ科らしい、独特の「仏炎苞」をもち、「ミズバショウ」と同様に、尾瀬のような雪解けの湿地に咲く花です。 兄...

キクバオウレン

キクバオウレン (キンポウゲ科オウレン属)【菊葉黄蓮】 (Coptis japonica var. anemonifolia) 別名:オウレン 漢方薬に使われる「黄蓮」ですが、葉の形と植物体の大きさで、「キクバオウレン」、「セリバオウレン」...

ミズバショウ

ミズバショウ (サトイモ科ミズバショウ属)【水芭蕉】 (Lysichiton camtschatcense) 尾瀬の花の代表として知られ、「夏の思い出」の歌で有名ですが、夏の花ではなく、雪解け直後の春一番に咲く花です。 感覚としては、福寿草...
3月

フクジュソウ

フクジュソウ (キンポウゲ科フクジュソウ属)【福寿草】 (Adonis ramosa) いわゆる、「スプリング・エフェメラル」の代表で、雪解けと同時に初春一番で咲くので「元日草」の名も。 他にほとんど花の無い一面の枯野原の中に、鮮やかな光沢...
大雪山

ショウジョウバカマ

ショウジョウバカマ (APG:シュロソウ科ショウジョウバカマ属)(ユリ科)【猩々袴】 (Heloniopsis orientalis) 里山から高山まで幅広く分布し、低地ではいわゆる「スプリング・エフェメラル」として春一番に咲く花です。 し...
3月

カタクリ

カタクリ (ユリ科カタクリ属)【片栗】 (Erythronium japonicum) 早春の里山を彩る「スプリング・エフェメラル」の代表ともいえる花ですね。 特に、上越など雪国では雪解け後の群生地で一斉に開花して、見事な大群生となることが...
野山の植物

オオバキスミレ

オオバキスミレ (スミレ科スミレ属)【大葉黄菫】 (Viola brevistipulata) 日本の黄色いスミレは基本的に北方系で、これもそういった種類ですが、寒冷地でもむしろ豪雪地に特化したスミレです。 名前の通りとても大きな葉で、早春...