ヒメアオキ (アオキ科アオキ属)【姫青木】
(Aucuba japonica var. borealis)
「アオキ」の日本海側多雪地帯型の変種とされ、豪雪地の環境や季節サイクルに特化した小型の種類です。
太平洋側の「アオキ」とほぼ同じですが、幹が横に這うように茂り、直立せず高さが1m程度しかありません。
葉は長楕円形で先端側2/3くらいに粗い鋸歯があります。
アオキと同様、雌雄異株で小さな紫褐色の雄花と雌花を咲かせます。
北海道、本州の日本海側の多雪地帯に分布し、山地の林内に生育し、「ユキツバキ」や「エゾユズリハ」などと並んで日本海要素の植物とされます。