オオバキスミレ (スミレ科スミレ属)【大葉黄菫】
(Viola brevistipulata)
日本の黄色いスミレは基本的に北方系で、これもそういった種類ですが、寒冷地でもむしろ豪雪地に特化したスミレです。
名前の通りとても大きな葉で、早春に見る普通のスミレとだいぶイメージが違いますね。
丘陵地の雪解け後の崖や土手、山地の沢沿いなどの湿ったようなところに咲きます。
北陸や東北の日本海側豪雪地の里山から山間地から亜高山帯にかけ多く生育しています。
同分布域エリアでも亜高山帯のタイプは変種の「ミヤマキスミレ」として分ける場合があります。
また他にも「ナエバキスミレ」や「ダイセンキスミレ」などいくつかの地域変種やバリエーションがあります。