8月

野山の植物

ヌメリササタケ?

ヌメリササタケ?(フウセンタケ科)当たっていれば食用標高約2000mの針葉樹林内。
野山の植物

ニシキタケ

ニシキタケ(ベニタケ科)シラビソなどの苔むした針葉樹林の林床。北沢峠 標高約2000mニシキタケで合っていれば食用。
野山の植物

ウスタケ

ウスタケ(ラッパタケ科)ひと目見たら忘れない特徴的なキノコ。針葉樹林の中の平地に生えていました。軽い毒性あり。(北沢峠 標高約2000m)
野山の植物

クサギ

クサギ (シソ科クサギ属)【臭木】(Clerodendrum trichotomum)葉をちぎって揉むと独特の臭さがあるという名称ですが、「テイカカズラ」にもちょっと似た、厚手の花が特徴的で、花はすばらしい芳香を放ちます。実は赤黒の独特のも...
9月

ヤマジノホトトギス

ヤマジノホトトギス (ユリ科ホトトギス属)【山路の杜鵑草】(Tricyrtis affinis)カラー配置の点と造形の点で、一番整って綺麗なホトトギス類と個人的には思っている種類。花びらは白色ベースで水平に開き、花柱は黄色で先端にだけ斑点と...
野山の植物

タマガワホトトギス

(ユリ科ホトトギス属)【玉川杜鵑草】(Tricyrtis latifolia)黄花のホトトギスで、普通のホトトギスより早い時期に咲きます。また、ホトトギスの中ではわりあい北方系で冷涼な山中に生育しています。 「タマガワ」は「多摩川」などではなく、古くからの山吹の名所である京都の地名
野山の植物

ヤマホトトギス

ヤマホトトギス (ユリ科ホトトギス属)【山杜鵑草】(Tricyrtis macropoda)「ヤマジノホトトギス」とそっくりですが、花弁が下に反り返るのが特徴です。そのせいもあってか、花全体が細長い感じがします。また、花序が茎の頂部になりま...
野山の植物

タイワンホトトギス

タイワンホトトギス (ユリ科ホトトギス属)【台湾杜鵑草】(Tricyrtis formosana)台湾原産で、これはもちろん、園芸用に植えられたものです。独特の青紫を帯びた色合いが熱帯的な妖しさを醸し出してますね。日本産の他の種類に比べると...
9月

ヤマハギ

ヤマハギ (マメ科ハギ属)【山萩】(Lespedeza bicolor)全国の野山に普通にある植物ですが、しかし「ハギ類」は種類も多くどれも似たようなものばかりなので、野山での分類はなかなか難しいでしょう。ヤマハギは花序が茎から突き出すのが...
高山植物

イワベンケイ

イワベンケイ (ベンケイソウ科イワベンケイ属)【岩弁慶】(Rhodiola rosea)岩場の稜線などにもしっかりと生育する高山植物です。北海道などでは海岸の岩場にもあるそうです。セロトニンやドーパミンを調整する向精神薬的なハーブとしての効...
6月

アサギマダラ

アサギマダラ (タテハチョウ科アサギマダラ属)【浅葱斑】(学名:Parantica sita)アサギマダラは琉球や台湾への「渡り」をすることで有名ですが、夏場は主に標高の高い山地にいます。夏に日本各地で発生した個体の多くは、秋には南に渡り、...
野山の植物

アラゲハンゴンソウ

アラゲハンゴンソウ(キク科)(Rudbeckia hirta var. pulcherrima)北アメリカ原産の帰化植物。ハンゴンソウの中の似たものもいくつかあるが、これは花の中心の筒状花が黒いのですぐ分かります。特定外来種なはずなのに、御...

ショウジョウソウ

ショウジョウソウ (トウダイグサ科トウダイグサ属)【猩々草】(学名: Euphorbia heterophylla) 別名:サマーポインセチア所沢の郊外に、用事があって出かけましたが、茶畑の脇に、遠くからでもよく目立つ真っ赤な花が。近くでよ...
タテハチョウ科

スジグロカバマダラ

スジグロカバマダラ (タテハチョウ科)日本では宮古島以南の南方系の蝶ですが、インドや東南アジアなど世界的には分布は広いようです。アメリカで大量に渡りをするオオカバマダラに近い種類ですが、それよりはかなり小型です。毒を体内に貯めて毒蝶となって...
タテハチョウ科

オオゴマダラ

オオゴマダラ (タテハチョウ科)【大胡麻斑】(学名 Idea leuconoe)日本最大級の蝶といわれている大型の蝶です。白蝶の仲間のようですがタテハチョウ科で、ふわふわとゆっくりした飛び方です。琉球以南に分布する蝶なので、日本では沖縄など...
8月

ミカドアゲハ

ミカドアゲハ (アゲハチョウ科)【帝揚羽】(Graphium doson)「アオスジアゲハ」に似ている近似種ですが、もっと南方系で、中国四国以南に分布します。八重山のミカドアゲハは本土種とはやや違う亜種のようです。日本全体でいくつかの亜種が...
6月

コミスジ

コミスジ (タテハチョウ科)【小三條】(学名 Neptis sappho)ミスジチョウの仲間の中では、一番普通にいる種類で、都会の公園などでも見ることがあります。ひーら、ひーら、という感じの独特のゆっくりした飛び方で明るい日向の林道沿いなど...
8月

オオミズアオ

オオミズアオ (ヤママユガ科)【大水青】(学名 Actias aliena)夜、キャンプファイアやランタンなどに突然やってくると、その大きさと意表をつく青白い色にぎょっとすることがあるが、よく見るとたいへん美しい色合いの蛾です。
至仏山

ハリブキ

ハリブキ (ウコギ科ハリブキ属)【針蕗】(Oplopanax japonicus)林間の道わきにたくさんありますが、柔らかそうな葉の表面に凶悪な棘が並んでいます!しかも茎にもたくさんの棘。鹿の食害などから身を守る武装なのでしょうが、登山者も...

コリウス

コリウス (シソ科)(学名:Solenostemon scutellarioides)別名:キンランジソ(金襴紫蘇)、ニシキジソ(錦紫蘇)西神田公園の入り口に植えられた、斑入りの縮れた感じの葉が特徴的なシソ科らしき草花。葉の大きさや質感、花...
9月

アカボシゴマダラ

アカボシゴマダラ(タテハチョウ科)(Hestina assimilis)もともと、この蝶は日本では、ほぼ奄美大島だけにいるはずなのですが、2000年ごろから突如関東地方で見られるようになりました。ツマグロヒョウモンのように、長年かけて徐々に...
至仏山

モウセンゴケ

モウセンゴケ  (モウセンゴケ科モウセンゴケ属)【毛氈苔】( Drosera rotundifolia ) 食虫植物の代表とも言える草ですが、「コケ」ではありません。湿地帯に生育し、地面にへばりつくように生えます。丸い葉の表面は粘液を出す粘...
タテハチョウ科

エルタテハ

エルタテハ(タテハチョウ科:Nymphalis vaualbum)「ヒオドシチョウ」と非常によく似ている。本州中部では、おおむね1000m以上の山地に棲む。食草がシラカバやダケカンバなので、高原山地の蝶となっている。
タテハチョウ科

キベリタテハ

キベリタテハ (タテハチョウ科)【黄縁立羽】(Nymphalis antiopa)黒紫色のベルベットに黄金の縁取り。まるで、高級な劇場の重厚な緞帳のような羽根のデザイン。タテハチョウの中でも王様クラスの風格があると思う。中級山岳や高原の森ま...
高山植物

ウサギギク

ウサギギク(キク科ウサギギク属)【兎菊】(Arnica unalascensis var. tschonoskyi)高山植物としては、何だか素朴な感じのする、まさに「菊」の花です。「ウサギ」の謂れとなる、細かい毛が生えて左右一組で生える兎の...
9月

クジャクシダ

クジャクシダ (シダ植物 ホウライシダ科)(学名: Adiantum pedatum)属名が表わすように、園芸店で売っている「アジアンタム」の仲間ですが、シダとしては寒冷な土地に生える種類です。葉の分かれかたが特徴的で、扇のように広がった葉...
9月

ダイモンジソウ

ダイモンジソウ (ユキノシタ科ユキノシタ属)【大文字草】(Saxifraga fortunei var. alpina)「ユキノシタ」の仲間のひとつで、5弁の花の下2枚が伸びるのはユキノシタ同様ですが、これは上3枚もそれなりの長さがあり「大...
9月

サラシナショウマ

サラシナショウマ (キンポウゲ科サラシナショウマ属)【更科升麻】(Cimicifuga simplex)真っ白い巨大なネコジャラシ。ちょっと人工的な感じさえする純白で、まだ咲かないつぼみの状態では、「ヨウシュヤマゴボウ」にちょっと似てなくも...
9月

イヌドウナ

イヌドウナ (キク科コウモリソウ属)【犬唐菜】(Parasenecio aidzuensis)山菜の「ウドブキ」として、「ヨブスマソウ」など数種と混ぜて扱われているようで、山菜だけに異名やローカル名が多いみたいである。コウモリソウ属に属して...
9月

オタカラコウ

オタカラコウ (キク科メタカラコウ属)【雄宝香】(Ligularia fischeri)湿地的なところに生える、よく目立つキク科らしい花ですが、葉だけみるとフキの類かと思う形です。実際、「ツワブキ」はわりあい近い種類で、花序は全然違いますが...
7月

クジャクチョウ

クジャクチョウ (タテハチョウ科)【孔雀蝶】(学名:Inachis io)北方系の蝶なので、中部地方では亜高山や高原の蝶となりますが、北海道などでは平地にもいます。羽の大きな丸い目玉模様が、孔雀の羽根飾りの模様に似ているのが名前の由来。クジ...
野山の植物

カバイロツルタケ

カバイロツルタケ (テングタケ科)(樺色鶴茸)(学名Amanita fulva)きれいに整った姿の、いかにもキノコ型のキノコです。色も姿も無難で、いかにも食べられそうに見える通り、熱を通せば食用になるとのことです。同科内でよく似ているのがタ...
ヒカゲノカズラ植物

ヒカゲノカズラ

ヒカゲノカズラ (シダ植物ヒカゲノカズラ科)(ヒカゲノカズラ植物門)(Lycopodium clavatum)ヒノキの森の中で、一瞬、杉の枝が落ちているのかと思ったら、「ヒカゲノカズラ」だった。緑のモールのような太ひものような植物で、巨大な...
8月

タケトアゼナ

タケトアゼナ (APG:アゼナ科アゼナ属)(ゴマノハグサ科)(Lindernia dubia subsp. dubia)アメリカアゼナ(ゴマノハグサ科→アゼナ科)と思ったが、どうも葉の形や付きかた、花柄の長さなどから、近縁(亜種?)の「タケ...
9月

キンミズヒキ

キンミズヒキ (バラ科キンミズヒキ属)【金水引】(Agrimonia pilosa)「ミズヒキ」の名前がついていますが、ミズヒキはタデ科なので全然別の植物です。林のへりなどに、わりあい普通にある野草です。タンニンを多く含み、下痢止めなどの薬...
野山の植物

コバギボウシ

コバギボウシ (キジカクシ科ギボウシ属)(ユリ科)【小葉擬宝珠】(Hosta sieboldii var. sieboldii f. spathulata)ギボウシ類には園芸品種がいろいろありますが、日本の山野草としても20種類ぐらいあるそ...
6月

ウツボグサ

ウツボグサ (シソ科ウツボグサ属)【靫草】(Prunella vulgaris subsp. asiatica)幅広い環境に分布しますが、やはり高所では紫色が鮮やかになるようです。綺麗な唇弁花は、咲き終わると落ち、常にまばらに咲いています。...
高山植物

オンタデ

オンタデ (タデ科オンタデ属)【御蓼】(Aconogonon weyrichii var. alpinum)「イタドリ」の仲間の高山植物で、他の植物の生えない不毛な砂礫地に群落をつくります。保水力もない地面に生えるため、根は地中深く2m以上...
野山の植物

ゲンノショウコ

ゲンノショウコ (フウロソウ科フウロソウ属)【現の証拠】(Geranium thunbergii)効き目がよいので「現の証拠」と言われる胃腸薬となる有名な薬草。フウロソウ類らしく、いかにも花らしい花で可愛いですね。「ハクサンフウロ」などもそ...
9月

ゴゼンタチバナ

ゴゼンタチバナ (ミズキ科ミズキ属)【御前橘】(Cornus canadensis)ミズキ科ミズキ属ということで、「ヤマボウシ」や「ハナミズキ」に似た系列の花です。ミズキ同様、4枚の白い花弁に見えるのは総苞です。完全な「高山植物」とは言いが...