モウセンゴケ (モウセンゴケ科モウセンゴケ属)【毛氈苔】
( Drosera rotundifolia )
食虫植物の代表とも言える草ですが、「コケ」ではありません。
湿地帯に生育し、地面にへばりつくように生えます。
丸い葉の表面は粘液を出す粘毛となっており、くっついた小虫を絡めとって消化吸収します。
「コケ」ではなく種子植物なので、普通に白い小さな花が咲きます。
関東地方では多くの都県で絶滅危惧種指定となっています。
同属には「ナガバノモウセンゴケ」「コモウセンゴケ」などいくつかの仲間があります。
花茎が伸びる前に、わらびのように螺旋状に巻かれているのがわかります。