キク科

園芸植物

キバナノコギリソウ

キバナノコギリソウ (キク科ノコギリソウ属)【黄花鋸草】 (Achillea filipendulina) コーカサスなど中央アジアから南西アジア原産で、明治時代に園芸用に導入されたもので、日本の「ノコギリソウ」とは全く異質な印象の花です。...
6月

ペラペラヨメナ

ペラペラヨメナ (キク科ムカシヨモギ属)【ペラペラ嫁菜】 (Erigeron karvinskianus) 別名:ペラペラヒメジョオン、ゲンペイコギク 何ともふざけたような名前ですが、「ヨメナ」に似た花で葉が薄っぺらいということで名付けられ...
野山の植物

サワオグルマ

サワオグルマ (キク科キオン属)【沢小車】 (Tephroseris pierotii) 桜が咲くか終わるかの頃に、まだ冬枯れの残る田んぼの縁や水路、山間の湿地などに咲く黄色い花。 背の高い草がまだ少ない季節に鮮やかな黄色い花はとても目立ち...
3月

ニオイカントウ

ニオイカントウ (キク科フキ属)【匂款冬】 (Petasites fragrans) 別名:ウインター・ヘリオトロープ 「カントウ」という妙な名は、フキを指す「款冬」から来ているそうで、確かに葉や花が「フキ」や「ノブキ」などにちょっと似てい...
9月

イワキハグマ

イワキハグマ (キク科コウヤボウキ属)【磐城白熊】 (Pertya x suzukii) 茨城県の八溝山地や磐城地方南部に限られた分布を持つ植物で、「クルマバハグマ」と「オヤリハグマ」の自然交雑種とされています。 低山の草原や落葉広葉樹林に...
野山の植物

シュムシュノコギリソウ

シュムシュノコギリソウ (キク科ノコギリソウ属) 【占守鋸草】 (Achillea alpina subsp. camtschatica) 北海道北部、利尻島、礼文島の山地草原に見られる北方系の「ノコギリソウ」の亜種です。 カムチャツカから...
9月

ツルワダン

ツルワダン (キク科タカサゴソウ属)【蔓海菜】 (Ixeris longirostra) 小笠原の固有種で、「ジシバリ」の仲間です。 ロゼット状の根生葉をもち花茎の先に散房状の花序をつけます。 花は舌状花のみで15枚前後、花弁はジシバリなど...
野山の植物

カワラヨモギ

カワラヨモギ (キク科ヨギ属)【河原蓬】 (Artemisia capillaris) 河原の砂地や海岸に生育し、本州以南に分布します。 花茎は1mほどにまでなり、よく分岐して小さな頭花を多数つけます。 頭花は筒状花のみの1.5-2mmほど...
9月

クマノギク

クマノギク (キク科ハマグルマ属)【熊野菊】 (Sphagneticola calendulacea) 別名:ハマグルマ 伊豆、紀伊半島~沖縄県の海岸沿いに分布するキクの仲間です。 必ずしも海浜性というわけでもなく、海からやや離れた草地など...
10月

タカオヒゴタイ

タカオヒゴタイ (キク科トウヒレン属)【高尾平江帯】 (Saussurea sinuatoides) 高尾山で初めて発見され「タカオ」の名を冠された花は「タカオスミレ」を代表にいくつかありますが、これもそのひとつ。 「タカネヒゴタイ」や「ミ...
9月

ウスゲタマブキ

ウスゲタマブキ (キク科コウモリソウ属)【薄毛珠蕗】 (Cacalia farfaraefolia) 薄暗い林下の沢沿いに生える地味な植物です。 同属の「カニコウモリ」や「モミジガサ」などと同様の花で見分けがつきませんが最大の違いは、茎の葉...
野山の植物

オオブタクサ

オオブタクサ(キク科ブタクサ属)【大豚草】 (Ambrosia trifida) 別名:クワモドキ 花粉症の原因として悪名高い「ブタクサ」と同属で、同様に花粉症の元となる帰化植物です。 ブタクサより大きくなり、3裂した掌状の大きな葉が特徴的...
9月

ミクラシマトウヒレン

ミクラシマトウヒレン (キク科トウヒレン属)【御蔵島塔飛廉】 (Saussurea triptera var. mikurasimensis)(ミクラジマトウヒレン) 伊豆諸島・御蔵島の最高峰、御山の標高の高いところに分布し、照葉樹林の林縁...
野山の植物

カセンソウ

カセンソウ (キク科オグルマ属)【歌仙草】 (Inula salicina var. asiatica) 秋口の日向に目立つ濃黄色の花。 同属の「オグルマ」にとてもよく似ていて、花のアップではほぼ区別がつきません。 オグルマよりも背が高く、...
野山の植物

シマコウヤボウキ

シマコウヤボウキ (キク科コウヤボウキ属)【島高野箒】 (Pertya yakushimensis) 日本にはコウヤボウキ属として身近な「コウヤボウキ」と「ナガバノコウヤボウキ」がありますが、もう一種、1988年に記載された「シマコウヤボウ...
高山植物

ミヤマイワニガナ

ミヤマイワニガナ (キク科タカサゴソウ属)【深山岩苦菜】 (Ixeris stolonifera var. capillaris) 「イワニガナ(ジシバリ)」の高山型とされ、本州中部以北から八甲田山にかけて亜高山から高山帯の岩礫地に生えてい...
9月

ナガバノコウヤボウキ

ナガバノコウヤボウキ (キク科コウヤボウキ属)【長葉の高野箒】 (Pertya glabrescens) 「長葉」というくらいなので、普通の「コウヤボウキ」よりも大きく細長い葉をつけます。 ところが、これは花がつく2年生の枝であって、花のつ...
野山の植物

カワラハハコ

カワラハハコ (キク科ヤマハハコ属)【河原母子】 (Anaphalis margaritacea var. yedoensis) よく似た「ヤマハハコ」の変種で、全国の河原や荒地に生えます。 茎も葉も細かい白い毛で覆われ、全体が白っぽく見え...
山岳の植物

コウリンカ

コウリンカ (キク科オカオグルマ属)【紅輪花】 (Tephroseris flammea subsp. glabrifolia) 明るい草原の中で独特のオレンジ色が目立つのですが、よく知らないとどれを見てももう萎れた状態のものしか見つからな...
高山植物

ミヤマアズマギク

ミヤマアズマギク (キク科ムカシヨモギ属)【深山東菊】 (Erigeron thunbergii subsp. glabratus) 「アズマギク」の高山型亜種で、北海道、東北の一部山地、白馬山系などに生育します。 園芸品のような綺麗なうす...
高山植物

アサギリソウ

アサギリソウ (キク科ヨモギ属)【朝霧草】 (Artemisia schmidtiana) 細かく柔らかな繊細な葉に銀白色の絹毛が生えているので、朝霧のけむる風情を感じさせるという風流な名前です。 高山帯の岩場や礫地、北方の海岸の岩場や崩壊...
高山植物

ハヤチネウスユキソウ

ハヤチネウスユキソウ (キク科ウスユキソウ属)【早池峰薄雪草】 (Leontopodium hayachinense) 学名(種小名)にも「hayachine」と付くように、岩手県・早池峰山の特産種です。 至仏山の「ホソバヒナウスユキソウ」...

ステビア

ステビア (キク科ステビア属) (Stevia rebaudiana) 南アメリカ原産の多年草で、秋口に小さな白い花をたくさん咲かせます。 花は筒状で先端が5裂し、楕円形の小さな葉には浅い鋸歯があります。 ステビアは低カロリーの天然甘味料と...
野山の植物

タウコギ

タウコギ (キク科センダングサ属)【田五加木】 (Bidens tripartita) 日本全土の水田のあぜ道や湿地に多い水田雑草なのですが、除草剤に弱いため近年激減し、同属の「アメリカセンダングサ」などに取って代わられあまり見られません。...
10月

マーガレットコスモス

マーガレットコスモス (キク科ユリオプス属) (Euryops chrysanthemoides) 庭に家族が植えて何年も咲き続ける野菊があり、園芸種であることは判っているが別に気にも留めずにいました。 多年草らしく毎年咲くうちにだいぶ大き...
野山の植物

サワフジバカマ

サワフジバカマ (キク科ヒヨドリバナ属)【沢藤袴】 (Eupatorium x arakianum) 「フジバカマ」および「サワヒヨドリ」によく似ており、フジバカマとサワヒヨドリとの交雑種から作られた園芸種の野生化といわれています。 フジバ...
野山の植物

トキンソウ

トキンソウ (キク科トキンソウ属)【吐金草】 (Centipeda minima) 全国の路傍や畑に生える雑草です。 地面を這うように斜上して生え、疎らな鋸歯の厚手の葉が特徴的です。 葉腋に目立たない球形の花序をつけます。 花は10個ほどの...
9月

オグルマ

オグルマ (キク科オグルマ属)【小車】 (Inula britannica subsp. japonica) 全国の田んぼ周りや湿地に生え、いかにもキクらしい端正な花を咲かせます。 本体は枝分かれが少なく、直立した上部で枝分かれし先端に一つ...
山岳の植物

オニアザミ

オニアザミ (キク科アザミ属)【鬼薊】 (Cirsium nipponense) 東北から中部地方にかけての日本海側に分布する山地性のアザミで、山地から亜高山の開けた草地に生え、大型の頭花が点頭して咲きます。 総苞片はたいへん粘り、葉は茎を...
野山の植物

サジガンクビソウ

サジガンクビソウ (キク科ガンクビソウ属)【匙雁首草】 (Carpesium glossophyllum) 普通の「ガンクビソウ」に比べると、花が大きめで先が窄まらず白っぽく、総苞片が反り返っています。 花序まわりに葉が無いので、だいぶ印象...
野山の植物

サワヒヨドリ

サワヒヨドリ (キク科ヒヨドリバナ属)【沢鵯】 (Eupatorium lindleyanum var. lindleyanum) 似たものの多い「ヒヨドリバナ」の仲間で里山から亜高山までポピュラーに存在し、他のものに比べ湿地性の種類です。...
高山植物

ハッポウウスユキソウ

ハッポウウスユキソウ (キク科ウスユキソウ属)【八方薄雪草】 (Leontopodium japonicum form. happoense) 北アルプス・八方尾根周辺に固有といわれる、「ウスユキソウ」の高山性蛇紋岩品種です。 「ミネウスユ...
高山植物

エーデルワイス

エーデルワイス (キク科 ウスユキソウ属) 別名:セイヨウウスユキソウ 【西洋薄雪草】 (Leontopodium alpinum) ヨーロッパでもっとも有名な高山植物で、いわば高山植物というイメージの代表のような花であり、独特の形からいろ...
7月

ウスユキソウ

ウスユキソウ (キク科ウスユキソウ属)【薄雪草】 (Leontopodium japonicum) ウスユキソウというと高山植物のイメージがあるが、単に「ウスユキソウ」というのは、いわゆる「エーデルワイス」的な完全な高山種ではなく、全国の低...

チチコグサモドキ

チチコグサモドキ (キク科チチコグサモドキ属)【父子草擬】 (Gamochaeta pensylvanica) 熱帯アメリカ原産の帰化植物で、道端や空き地に広く生育しています。 茎の上部から頂上にかけて穂状花序が段々につき、総苞には綿毛が多...

オオキンケイギク

オオキンケイギク (キク科ハルシャギク属)【大金鶏菊】 (Coreopsis lanceolata) 北アメリカ原産の多年草で、花がたいへん派手で美しく丈夫で強いということで、以前道路の法面緑化などに使われた植物です。 ところが、予想以上に...

ウラジロチチコグサ

ウラジロチチコグサ (キク科チチコグサモドキ属)【裏白父子草】 (Gamochaeta coarctata) 南アメリカ原産で、関東以西の市街地から道端、公園、植え込みなどにに広く侵入している帰化植物。 平たく広げたロゼットは踏みつけに強く...

ノボロギク

ノボロギク (キク科キオン属)【野襤褸菊】 (Senecio vulgaris) 世界中に分布し、日本には明治初期にヨーロッパから侵入・帰化し、北海道から沖縄まで全国に分布する雑草です。 路傍や畑、荒れ地などに株立ちで生え、中空の茎は多く分...
野山の植物

フキ

フキ (キク科フキ属)【蕗】 (Petasites japonicus) いわゆる「フキノトウ」のフキです。 早春の風物詩であり、山菜の代表のようなものですが根茎は有毒であり、フキノトウの可食部にも灰汁抜きをしないと有毒アルカロイドを含みま...
野山の植物

オニノゲシ

オニノゲシ (キク科ノゲシ属)【鬼野芥子】 (Sonchus asper) ヨーロッパ原産の帰化植物で、明治末期に東京で確認され、現在では日本全国の路傍や空き地、畑などに生育します。 在来の「ノゲシ」によく似ていますが、葉など全体にアザミの...