ステビア (キク科ステビア属)
(Stevia rebaudiana)
南アメリカ原産の多年草で、秋口に小さな白い花をたくさん咲かせます。
花は筒状で先端が5裂し、楕円形の小さな葉には浅い鋸歯があります。
ステビアは低カロリーの天然甘味料として、ペプシコーラやポカリスエットなどの低カロリー版製品に使われています。
甘味成分として、ステビオサイドやレバウディオサイドAという成分を含み、ステビオサイドは砂糖の約300倍、レバウディオサイドAは砂糖の約450倍の甘さをもつそうです。
実際、小さな葉を一枚齧ってみたところ、すごく甘みがありました。
普通の植物や果実の甘みとは異次元の、微量でとてつもない甘さで、糖類の甘さのような厚みというか重みのある味ではなく、純粋に透明感のある甘さです。
流石に産業化されるほどの甘味成分でごく少量で甘みをつけられ、成分自体もほとんど腸で吸収されず虫歯菌の栄養にもならないということで、最近では糖尿病患者用メニューなどにも使われるそうです。
花が可愛いので、一般の園芸用にもいいかもしれません。