メタカラコウ (キク科メタカラコウ属)【雌宝香】
(Ligularia stenocephala)
東北以南の本州、四国、九州の山地~亜高山の湿った林縁や湿地に生え、黄色い疎らな花が咲きます。
同属の「オタカラコウ」によく似ていますが、葉が矢じり型で先が尖り花序が細長く伸びます。
筒状花のまわりにつく舌状花は1-4枚程度しかなく、最盛期でもまるで散りかけの花のように見えます。
「オタカラコウ」の場合は放射状の花の形を成して舌状花が5~9個つきます。
総苞は細長い筒型で総苞片が一段しかありません。
高さ1m程度になりますがオタカラコウよりも全体に小型です。